ガル・ガドット、まだワンダーウーマン復帰の可能性があると判明 ─ ジェームズ・ガンが話し合い認める

DC映画『ワンダーウーマン』(2017)『ワンダーウーマン1984』(2020)のガル・ガドットに、まだワンダーウーマン再演の可能性がわずかに残されていることがわかった。新たなるDCユニバースの発表に伴う米プレス向けイベントで語られたとして、米IGNが伝えた。
ガル・ガドットはシリーズ前2作などでワンダーウーマン役を好演したが、DCユニバース刷新に伴って単独作第3弾が頓挫。離脱したパティ・ジェンキンス監督は、シリーズを諦めて後任に託すような声明文を発表していた。一方で、ガドット再演の可能性は不明なままだった。
この度のイベントで、旧シリーズの出演者と将来に向けた協議を行なっているかと問われたガンは、「(決断を)下したものもあれば、わからないものもある」としながら「ガルとはお話ししました。彼女はやりたがっています。どうするかは、まだ我々にもわかりませんが」との事実を明かした。
DCスタジオからは、新シリーズ第1章『Gods and Monsters』新作10タイトルが発表されている。ワンダーウーマンに直接関係のありそうなものとしては、キャラクターの故郷セミッシラを舞台とするドラマ「パラダイス・ロスト(原題)」があるが、仮にガドットが再演できるとしても、同作に登場できるかはかなり際どい。シリーズは映画『ザ・フラッシュ』をもってリセットされ、これまでとは別の新しいユニバースに移行するものとみられるからだ。もしもガドットが今後のDC作品に登場するのなら、マルチバース設定を活かすか、あるいは完全に別の役柄ということになるだろう。
また、ガンは「今言えることといえば、ヘンリー(・カヴィル)とベン(・アフレック)はこのユニバースに加わらない」とも宣言。これまで登場したスーパーマンとバットマンが完全に過去のものになることも明らかにした。
一方で、「これは大事なところですが」とするガンは、「ヘンリー・カヴィルは“解雇された”わけではありません。ただ、スーパーマンの映画にスーパーマン役として“起用されなかった”だけです。新作映画への契約がなかったということです」とも加えている。これはカヴィル版スーパーマンの可能性を示唆するものにも聞こえつつ、カヴィルの名誉を慮るところも大きい発言だろう。
実際にガンらはカヴィルと「将来ご一緒できる数々の楽しい可能性」を話したとするが、既に新映画『スーパーマン レガシー』が発表された以上、やはりスーパーマン復帰にはあまり望みを持たない方が賢明のようだ。
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Source:IGN