クリス・エヴァンスとアナ・デ・アルマス『Ghosted』アクション・コメディの予告編が初公開

『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)『グレイマン』(2022)で共演を果たしたクリス・エヴァンスとアナ・デ・アルマスの再タッグとなる新作映画『Ghosted(原題)』より、見所たっぷりの初予告編映像が米公開された。
タイトルのGhostedとは、「ある日突然相手が(幽霊のように)音信不通になる」というスラングのこと。予告編の前半はまるでロマコメ映画のような雰囲気で、コール(クリス・エヴァンス)がセイディー(アナ・デ・アルマス)をナンパしてイイ感じの関係になるところから始まる。
彼女は運命の人だとすっかり舞い上がるコールだが、ある時突然セイディーと連絡がつかなくなる。周囲からは「Ghostedされたんだね」とからかわれるコールだが、「仕事で出張が多い人だから」と、きっと事情があるのだと信じようとする。一方的ではあるが、ロンドンまで彼女に会いに行くことに決めた。
現地のタクシー運転手からも「すごい話だね!一度会っただけの女の子のために、5000マイルも飛んでサプライズか。Ghostedされたのに」と言われてしまうコールだが、「いやいや、きっと国際電話のプランに加入していないだけだよ」とどこまでも前向きだ。
しかしセイディーへのサプライズ訪問は、突如意外な展開を迎える。何者かに襲撃・拉致されたコールは、目が覚めると怪しげなアジトで身体を椅子に固定されていた。恐ろしい拷問が始まろうかというところ、とある人物が銃撃と共に救出に登場。その正体こそ、愛しいセイディーだ!
なんとセイディーの正体はC.I.A.エージェントだといい、卓越したコンバットスキルで敵を蹴散らしてく。どうやら敵組織は“タックスマン”を追っているらしく、コールとセイディーを取り違えて拉致していたようだ。
セイディーとデートしにやってきたハズが、拉致されて拷問されて、挙句命からがらの脱出劇。文句タラタラのコールに対し、セイディーは「ロンドンまで来たのはそっちでしょ!」と一喝。「良かれと思って!」と混乱するコールを、次々と災難が襲う。賞金稼ぎが登場するわ、飛行機からダイブさせられるわ、とんでもないアクションが炸裂だ。果たしてコールとセイディーの運命やいかに。
メガホンを取ったのは『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)『ロケットマン』(2019)などのデクスター・フレッチャー。もともとはスカーレット・ヨハンソンが本作に起用されていたが、のちにスケジュール上の都合により降板を余儀なくされ、アルマスが代役を務めることとなった。脚本に『デッドプール』『ゾンビランド』シリーズのレット・リースとポール・ワーニック、製作には、『ターミネーター』『ミッション:インポッシブル』シリーズなどのデヴィッド・エリソン、エヴァンスとリース&ワーニックが名前を連ねている。
他キャストには『戦場のピアニスト』(2002)『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2021)などの名優エイドリアン・ブロディ、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)『47RONIN -ザ・ブレイド-』(2022)のマイク・モー、『オー・ブラザー!』(2000)『インクレディブル・ハルク』(2008)のティム・ブレイク・ネルソン、『アラジン』(2019)『オールド・ガード』(2020)のマーワン・ケンザリなど個性あふれる面々が集まっている。
映画『Ghosted(原題)』は2023年4月21日にApple TV+にてリリース。
▼ クリス・エヴァンスの記事
クリス・エヴァンス無くして「今のマーベル・スタジオは存在しない」、ケヴィン・ファイギが労いの言葉 立役者への感謝 クリス・エヴァンス、『ファンタスティック・フォー』出演当時は「有頂天だった」 ─ キャリア初期の「楽しい時間」振り返る 今ではトップスター キャプテン・アメリカ役を2度断ったクリス・エヴァンスを説得したロバート・ダウニー・Jr.、電話で何と言ったのか? 貴重なエピソード クリス・エヴァンス、キャプテン・アメリカ就任の重荷はロバート・ダウニー・Jr.のおかげで感じなかった 当時を振り返る クリス・エヴァンス、タランティーノのマーベル批判に「彼は正しい」と同意 ─ ケヴィン・ファイギは「言い聞かせているだけ」と真意汲み取る 「真ん中を取ってはいけない」