『G.I.ジョー』新作映画が進行中 ─ 実現しなかったドラマ版を活用か

『G.I.ジョー』シリーズの新作映画が企画されていることがわかった。シリーズのプロデューサーを務めてきたロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラが明かした。
米ハズブロ社のアクション・フィギュアを実写化した『G.I.ジョー』は、2009年にチャニング・テイタム主演の第1作『G.I.ジョー』、2013年にドウェイン・ジョンソン主演の『G.I.ジョー バック2リベンジ』が公開された。その後、漆黒の忍者ヒーロー・スネークアイズを主人公としたリブート作『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』(2021)も製作されている。
ただし、その後『G.I.ジョー』シリーズの新展開は伝えられていない。『漆黒のスネークアイズ』は2020年時点で新作企画が報じられていたものの、同作が振るわなかったためか、ストームシャドー役のアンドリュー・小路も「(続編は)全くわからない」と話した。2019年には別のスピンオフ企画も報じられたが、こちらも進捗は不明だ。
もっとも今回、ボナヴェンチュラは米Colliderの取材にて「長らく積極的は話し合いはなかったけれど、今はいろんなことが進んでいます」とコメント。「いつ頃になるのかは常に言えないものですが」と慎重な姿勢を示しつつ、新作映画の企画が進められていることを認めた。
新作の土台とみられるのは、2021年2月に報じられたレディ・ジェイ/ジェイ・バーネットを主人公とするドラマシリーズ。『G.I.ジョー バック2リベンジ』でエイドリアンヌ・パリッキが演じたこのキャラクターを中心に、のちに大きなユニバースへと繋がるストーリーがAmazonにて企画されていたのだ。
「実際にAmazonとはパイロット版(第1話)を開発しました。ちょうどParamount+(編注:シリーズの配給元であるパラマウント・ピクチャーズの映像配信サービス)が始まる直前で、そちらは結局うまくいかなかったんですが、それを映画という形でどうしようかと色々話し合っているところです。おそらく、形になったものを見ていただけると思います。」
残念ながらドラマシリーズは実現しなかったようだが、新作映画もレディ・ジェイがカギを握る可能性は高そうだ。ドラマの脚本・製作総指揮を務めていたのは、「Marvel デアデビル」シーズン3(2017)や「カーニバル・ロウ」(2019-2023)のエリック・オレソン。しかしながら、オレソンが引き続き関与するかどうかはわからない。
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