『グラディエーター2』主演が決定 ─ 演技力と体格が評価、リドリー・スコットも納得の起用

キャストを探している最中と伝えられたばかりの『グラディエーター』続編の主演俳優が決定したようだ。米Deadlineによると、「ふつうの人々」(2020)主演ポール・メスカルが、この続編映画のリード役として交渉のテーブルについたという。
主演を務めることとなるポール・メスカルはアイルランド出身の1996年生まれ。2022年11月に最終稿が完成した頃にメスカルがリドリー・スコット監督と面会すると、監督のお墨付きを得た。「メスカルがスコットの一番のお気に入りであることは、誰の目にも明らかだった」とDeadlineは伝えている。メスカルは主演ドラマ「ふつうの人々」でエミー賞主演男優賞ノミネートも果たしたが、演技力だけでなく、『グラディエーター』主演にふさわしい体格の持ち主であったことも評価された。
本作はオリジナル版のその後を描く続編となるので、メスカルが演じるのはマキシマス(ラッセル・クロウ)の代役ではなく、コモドゥス(ホアキン・フェニックス)の甥にしてルシッラ(コニー・ニールセン)の息子、ルキウス。オリジナル版のラストから数年後、ルキウスは成長した姿で登場することとなる。
リドリー・スコットは監督として続投する他、自ら脚本も務めている。ほか、1作目で衣装を手掛けたデザイナーのジャンティ・イエーツと、プロダクションデザイナーのアーサー・マックスも復帰。一昨目同様の造形が実現されることとなる。
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Source:Deadline