M・ナイト・シャマラン、『ミスター・ガラス』公開に感慨 ─ 「キャリアの一章が幕を閉じるよう」

最新作『ミスター・ガラス』の劇場公開を直前に控えたM・ナイト・シャマラン監督が、Twitterにて自身の心境を明かした。
『シックス・センス』(1999)などで知られるシャマラン監督にとって、『ミスター・ガラス』は代表作『アンブレイカブル』(2000)と『スプリット』(2017)をクロスオーバーさせるという自身初の試みとなる。ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ジェームズ・マカヴォイの競演によって展開するスーパーヒーロー・スリラーの登場は、監督にとって早くも感慨深い経験となりつつあるようだ。
2019年1月11日(米国時間)、監督は公開1週間前の思いをわずかに綴っている。
One week out from @GlassMovie I am filled with so many emotions. I just landed in philly so happy to be home. The trilogy closing feels like a chapter is closing in my career. I can not tell you how grateful I am to tell stories to you guys.
— M. Night Shyamalan (@MNightShyamalan) 2019年1月11日
「『ミスター・ガラス』の公開まで1週間、本当にたくさんの思いでいっぱいです。(故郷の)フィラデルフィアにちょうど帰ってきて、我が家にいることをとてもうれしく思います。この3部作が完結することは、僕のキャリアの一章が幕を閉じることのように感じています。みなさんに物語をお伝えすることに僕がどれほど感謝しているか、言葉にはできません。」
ヒーロー映画が現在ほどの人気を得る以前に製作された『アンブレイカブル』のあと、シャマラン監督はさまざまな作品に挑み、その後『スプリット』を製作。ついにお披露目となる『ミスター・ガラス』は、少なく見積もっても構想約20年の映画なのだ。ここからシャマラン監督の作品がどのように変化していくのか、未来を占うためにも重要な一本といっていいだろう。
なお『ミスター・ガラス』は、米国公開後4日間で興行収入7,000~7,500万ドルという大ヒットが予測されている。同日公開となる日本でも、ぜひ大ヒットとなることを祈りたい。
『ミスター・ガラス』
3人の特殊な能力を持つ男が集められ“禁断の研究”が開始された。不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド、24もの人格を持つ多重人格者ケヴィン、そして、非凡なIQと生涯で94回骨折した壊れやすい肉体を持つミスター・ガラス。精神科医のステイプルは、すべてが彼らの妄想であることを証明しようとする。彼らは人間を超える存在なのか?最後に明らかになる“驚愕の結末”とは……。
出演者には『アンブレイカブル』よりデヴィッド・ダン役のブルース・ウィリス、ミスター・ガラス役のサミュエル・L・ジャクソン、『スプリット』より24の人格を持つ“ケヴィン”役のジェームズ・マカヴォイが続投。精神科医ステープル役は『オーシャンズ8』(2018)のサラ・ポールソンが演じる。
映画『ミスター・ガラス』は2019年1月18日(金)より全国ロードショー。
『ミスター・ガラス』公式サイト:http://Movies.co.jp/mr-glass