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公開直前!『シン・ゴジラ』期待すべき点、不安視される点

連日映画館で流されている『シン・ゴジラ』の予告編に飽きてきたみなさん、こんにちは。もう少しの辛抱です。729日になれば、ようやく本編を観ることができるのです。

期待と不安が入り混じる『シン・ゴジラ』、では、ここらへんでその両方のポイントを整理しておきましょう。

『シン・ゴジラ』期待ポイント

ゴジラのデザインがかっこいい

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初期ゴジラっぽいスリムさは残しつつ、平成ゴジラっぽい暴力性にあふれた表情、そして極めつけは全身を覆うマグマのような熱源!文句なしにゴジラのデザインはかっこいい。

予告編のゴジラのアップが「わかってる」

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ゴジラとは日本最高のスター俳優である。よって、扱いは高倉健や吉永小百合と同じように特別扱いしてしすぎることはない。予告編の顔面アップは、スター扱いされている証拠だ。 

VS政府という正しさ

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ゴジラとは人類へのしっぺ返しでもある。よって、人類の手でゴジラとは向き合わねばならない。政府とゴジラの対決という第一作を踏襲した設定は、オールドファンにも共感を呼ぶはず。

 庵野監督の思い入れが爆発するはず

庵野秀明監督は本来、円谷プロをはじめとする特撮作品のマニア。『新世紀エヴァンゲリオン』も基本的な「巨大生物VS人類」という構図は『ウルトラマン』そのものだった。今回はいよいよ、敬愛するゴジラシリーズで積年の特撮愛をぶちまけるはず。

 予告編に隠し玉がありそう

いくらなんでも予告編が謎めいてはいないか?何か超強力な隠し玉が本編に潜んでいるのでは…

 

続きまして…

『シン・ゴジラ』不安ポイント 

『巨神兵東京に現わる』にしか見えない

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『エヴァQ』と併映された短編映画の焼き直しのような画面…。これが本当に巨大な予算を投じた超大作なのか?

キャスティングの「やっちゃった感」

あんまり言いたくないんですけど、去年の「やっちゃった映画」と言われているあれ、ほら、やっぱりデカい奴らが出てくるあれ。あれとキャスティング被りすぎじゃないですか?悲劇再びの予感が…。

よく見ると予告編に見せ場がない

隠し玉がないとすれば、あれが映画の見せ場の全てなのか?本編ではもっと人や家が踏み潰されてるんでしょうね?都市が燃え上がるんでしょうね?お願いしますよ!

庵野監督の黒歴史

庵野監督といえば、特撮映画、前にも撮ってましたよね?『キューティーハニー』、みんな覚えてませんか?あ、思い出したくないですか。左様ですか。 

そもそもただでさえ高いゴジラのハードル

ギャレス・エドワーズ版『GODZILLA ゴジラ』(’14)が予想される批判をすべてかわし、新旧ファンの誰が見ても納得のできる安定作だったにもかかわらず、やはりアンチを生み出したのは、結局、ゴジラの新作を作るという行為が、この世で最もファンのハードルが高い映画製作だからなのだろう。そのハードルはたかだか40年程度の歴史しかない『スターウォーズ』の比ではない。

一体、『シン・ゴジラ』はファンからのバッシングを浴びてしまうのか?それとも逆転ホームランはあるのか?いずれにせよ、答えはもうすぐ明らかになる…。

Writer

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石塚 就一就一 石塚

京都在住、農業兼映画ライター。他、映画芸術誌、SPOTTED701誌などで執筆経験アリ。京都で映画のイベントに関わりつつ、執筆業と京野菜作りに勤しんでいます。