ゴールデングローブ賞2025年ノミネート一覧 ─ 「SHOGUN」真田広之らコメント、日本公開決定作品まとめ

“アカデミー賞の前哨戦”第82回ゴールデングローブ賞(2025年)のノミネートが、2024年12月9日(現地時間)に発表となった。日本からは「SHOGUN 将軍」真田広之、アンナ・サワイ、浅野忠信がそれぞれ男優賞、女優賞、助演男優賞でノミネートとなったほか、作品賞にもノミネートされた。また、ノミネートに伴って日本公開が同時発表となった作品もある。
「SHOGUN 将軍」にノミネートを果たした3名からはコメントも届いている。
「SHOGUN 将軍」ノミネート陣コメント
真田広之
この度は栄えあるゴールデングローブ賞にノミネートして頂き、大変光栄です。候補者として選出して下さった皆様、誠にありがとうございました。
そして大胆な挑戦であったこの「SHOGUN 将軍」を支え、応援して下さったスタッフ・キャストや、世界中の視聴者の皆様に心より感謝いたします。 本選の発表は来年になりますが、皆様どうか良いお年をお迎え下さい。
アンナ・サワイ
最も権威のある賞の一つ、ゴールデングローブ賞にノミネートされるなんて、とても不思議な感覚です。
「SHOGUN 将軍」を観て、鞠子を愛してくださった皆さまに、心より感謝いたします。 皆さまがいなければ、このようなことは起こりえませんでした。
浅野忠信
ありがとうございます!
沢山の方が藪重を楽しんでくれてとても嬉しいです。あの役は何度見ても楽しめるように作ったので何度でも見てください。 よろしくお願いします!
日本公開が決定した作品
『The Substance(原題)』

作品賞(ミュージカル、コメディ部門)、主演女優賞(ミュージカル、コメディ部門): デミ・ムーア、助演女優賞:マーガレット・クアリー、監督賞、脚本賞:コラリー・ファルジャの5部門ノミネート。2025年5月16日に日本公開が決定。配給はギャガ。
『Emilia Perez(原題)』

作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、監督賞、脚本賞:ジャック・オーディアール、主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門):カルラ・ソフィア・ガスコン、助演女優賞:ゾーイ・サルダナ、セレーナ・ゴメス、非英語作品賞、作曲賞、主題歌賞の最多8部門10ノミネート。2025年3月28日に日本公開が決定。配給はギャガ。
『Queer/クィア(原題)』

主演男優賞(ドラマ部門):ダニエル・クレイグがノミネート。2025年5月9日に日本公開が決定。配給はギャガ。
第82回ゴールデングローブ賞(2025年)ノミネート一覧
映画部門
作品賞(ドラマ部門)
- 『ブルータリスト』
- 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
- 『教皇選挙』
- 『デューン 砂の惑星PART2』
- 『Nickel Boys』
- 『セプテンバー5』
作品賞(ミュージカル・コメディ部門)
- 『ANORA アノーラ』
- 『チャレンジャーズ』
- 『Emilia Pérez』
- 『リアル・ペイン〜心の旅〜』
- 『The Substance』
- 『ウィキッド ふたりの魔女』
アニメーション映画賞
- 『Flow』
- 『インサイド・ヘッド2』
- 『Memoir of a Snail』
- 『モアナと伝説の海2』
- 『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』
- 『野生の島のロズ』
興行成績賞(シネマティック&ボックスオフィス・アチーブメント賞)
- 『エイリアン:ロムルス』
- 『ビートルジュース ビートルジュース』
- 『デッドプール&ウルヴァリン』
- 『グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声』
- 『インサイド・ヘッド2』
- 『ツイスターズ』
- 『ウィキッド ふたりの魔女』
- 『野生の島のロズ』
非英語映画賞
- 『All We Imagine as Light』(アメリカ、フランス、インド)
- 『Emilia Pérez』(フランス)
- 『The Girl with the Needle』(ポーランド、スウェーデン、デンマーク)
- 『I’m Still Here』(ブラジル)
- 『The Seed of the Sacred Fig』(アメリカ、ドイツ)
- 『Vermiglio』(イタリア)
主演女優賞(ドラマ部門)
- パメラ・アンダーソン『The Last Showgirl』
- アンジェリーナ・ジョリー『Maria』
- ニコール・キッドマン『ベイビーガール』
- ティルダ・スウィントン『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』
- フェルナンダ・トーレス『I’m Still Here』
- ケイト・ウィンスレット『Lee』
主演男優賞(ドラマ部門)
- エイドリアン・ブロディ『ブルータリスト』
- ティモシー・シャラメ『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
- ダニエル・クレイグ『Queer』
- コールマン・ドミンゴ『Sing Sing』
- レイフ・ファインズ『教皇選挙』
- セバスチャン・スタン『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)
- エイミー・アダムス『ナイトビッチ』
- シンシア・エリヴォ『ウィキッド ふたりの魔女』
- カルラ・ソフィア・ガスコン『Emilia Pérez』
- マイキー・マディソン『ANORA アノーラ』
- デミ・ムーア『The Substance』
- ゼンデイヤ『チャレンジャーズ』
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)
- ジェシー・アイゼンバーグ『リアル・ペイン〜心の旅〜』
- ヒュー・グラント『Heretic』
- ガブリエル・ラベル『Saturday Night』
- ジェシー・プレモンス『憐れみの3章』
- グレン・パウエル『ヒットマン』
- セバスチャン・スタン『A Different Man』
助演女優賞
- セレーナ・ゴメス『Emilia Pérez』
- アリアナ・グランデ『ウィキッド ふたりの魔女』
- フェリシティ・ジョーンズ『ブルータリスト』
- マーガレット・クアリー『The Substance』
- イザベラ・ロッセリーニ『教皇選挙』
- ゾーイ・サルダナ『Emilia Pérez』
助演男優賞
- ユーラ・ボリゾフ『ANORA アノーラ』
- キーラン・カルキン『リアル・ペイン〜心の旅〜』
- エドワード・ノートン『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
- ガイ・ピアース『ブルータリスト』
- ジェレミー・ストロング『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』
- デンゼル・ワシントン『グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声』
監督賞
- ジャック・オディアール『Emilia Pérez』
- ショーン・ベイカー『ANORA アノーラ』
- エドワード・ベルガー『教皇選挙』
- ブラディ・コーベット『ブルータリスト』
- コラリー・ファルジャ『The Substance』
- パヤル・カパーリヤー『All We Imagine as Light』
脚本賞
- ジャック・オディアール『Emilia Pérez』
- ショーン・ベイカー『ANORA アノーラ』
- ブラディ・コーベット、モナ・ファストヴォールド『ブルータリスト』
- ジェシー・アイゼンバーグ『リアル・ペイン〜心の旅〜』
- コラリー・ファルジャ『The Substance』
- ピーター・ストローハン『教皇選挙』
作曲賞
- 『教皇選挙』
- 『ブルータリスト』
- 『野生の島のロズ』
- 『Emilia Pérez』
- 『チャレンジャーズ』
- 『デューン 砂の惑星PART2』
歌曲賞
- “Beautiful That Way”『The Last Showgirl』
- “Compress Repress”『チャレンジャーズ』
- “El Mal”『Emilia Pérez』
- “Forbidden Road”『BETTER MAN/ベター・マン』
- “Kiss the Sky”『野生の島のロズ』
- “Mi Camino”『Emilia Pérez』
テレビ部門
ドラマ部門 作品賞
- 「The Day of the Jackal(原題)」
- 「ザ・ディプロマット」
- 「Mr. & Mrs.スミス」
- 「SHOGUN 将軍」
- 「窓際のスパイ」
- 「イカゲーム」
コメディー/ミュージカル部門 作品賞
- 「アボット エレメンタリー」
- 「一流シェフのファミリーレストラン」
- 「ジェントルメン」
- 「Hacks(原題)」
- 「こんなのみんなイヤ!」
- 「マーダーズ・イン・ビルディング」
リミテッドシリーズ・アンソロジーシリーズ・テレビ映画 作品賞
- 「私のトナカイちゃん」
- 「ディスクレーマー 夏の沈黙」
- 「モンスターズ:メネンデス兄弟の物語」
- 「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」
- 「リプリー」
- 「トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー」
ドラマ部門 女優賞
- キャシー・ベイツ「Matlock(原題)」
- エマ・ダーシー「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」
- マヤ・アースキン「Mr. & Mrs.スミス」
- キーラ・ナイトレイ「ブラック・ダヴ」
- ケリー・ラッセル「ザ・ディプロマット」
- アンナ・サワイ「SHOGUN 将軍」
ドラマ部門 男優賞
- ドナルド・グローヴァー「Mr. & Mrs.スミス」
- ジェイク・ギレンホール「推定無罪」
- ゲイリー・オールドマン「窓際のスパイ」
- エディ・レッドメイン「The Day of the Jackal(原題)」
- 真田広之「SHOGUN 将軍」
- ビリー・ボブ・ソーントン「ランドマン」
コメディー/ミュージカルシリーズ部門 女優賞
- クリステン・ベル「こんなのみんなイヤ!」
- クインタ・ブランソン「アボット エレメンタリー」
- アイオウ・エディバリー「一流シェフのファミリーレストラン」
- セレーナ・ゴメス「マーダーズ・イン・ビルディング」
- キャスリーン・ハーン「アガサ・オール・アロング」
- ジーン・スマート「Hacks(原題)」
コメディー/ミュージカルシリーズ部門 男優賞
- アダム・ブロディ「こんなのみんなイヤ!」
- テッド・ダンソン「グランパは新米スパイ」
- スティーブ・マーティン「マーダーズ・イン・ビルディング」
- ジェイソン・シーゲル「シュリンキング:悩めるセラピスト」
- マーティン・ショート「マーダーズ・イン・ビルディング」
- ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」
リミテッドシリーズ・アンソロジーシリーズ・テレビ映画 女優賞
- ケイト・ブランシェット「ディスクレーマー 夏の沈黙」
- ジョディ・フォスター「トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー」
- クリスティン・ミリオティ「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」
- ソフィア・ベルガラ「グリゼルダ」
- ナオミ・ワッツ「フュード/確執 カポーティvsスワンたち」
- ケイト・ウィンスレット「ザ・レジーム/壊れゆく政権」
リミテッドシリーズ・アンソロジーシリーズ・テレビ映画 男優賞
- コリン・ファレル「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」
- リチャード・ガッド「私のトナカイちゃん」
- ケヴィン・クライン「ディスクレーマー 夏の沈黙」
- クーパー・コッチ「モンスターズ:メネンデス兄弟の物語」
- ユアン・マクレガー「モスクワの伯爵」
- アンドリュー・スコット「リプリー」
助演女優賞
- ライザ・コロン・ザラス「一流シェフのファミリーレストラン」
- ハンナ・エインビンデル「Hacks(原題)」
- ダコタ・ファニング「リプリー」
- ジェシカ・ガニング「私のトナカイちゃん」
- アリソン・ジャーニー「ザ・ディプロマット」
- カーリー・レイス「トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー」
助演男優賞
- 浅野忠信「SHOGUN 将軍」
- ハビエル・バルデム「モンスターズ:メネンデス兄弟の物語」
- ハリソン・フォード「シュリンキング:悩めるセラピスト」
- ジャック・ロウデン「窓際のスパイ」
- ディエゴ・ルナ「ラ・マキーナ 崖っぷちのボクサー」
- エボン・モス=バラック「一流シェフのファミリーレストラン」
第82回ゴールデングローブ賞(2025年)発表とセレモニーは2025年1月5日(現地時間)に米ロサンゼルスにて開催。
▼ ゴールデングローブ賞の記事
1980年版「将軍 SHŌGUN」監督、新しい「SHOGUN 将軍」は「アメリカ視聴者のことを全く考えていない」 「新作は滑稽」 多忙ジェームズ・キャメロンも3回観た『エミリア・ペレス』、「他とは違う華麗なる一本」 ─ ゴールデングローブ賞で4部門受賞 日本公開も決定 2025年ゴールデングローブ賞 受賞結果一覧 ─ 「SHOGUN 将軍」がドラマ部門全制覇 今年も大注目! 「SHOGUN 将軍」ゴールデングローブ賞で作品賞・男優賞・女優賞・助演男優賞を総取り ─ 天下統一のスピーチ「自分を信じて、諦めないで」 おめでとうございます! 「アガサ・オール・アロング」キャスリン・ハーン、再演を示唆?「みんな復帰を望んでいる」 祝GG賞ノミネート