『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』新予告編が公開 ─ これでフィナーレ、意味深なセリフ多数

マーベル・シネマティック・ユニバース『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』の新たな予告編映像が公開された。シリーズの壮大なラストを予感させる必見映像だ。
映像の冒頭では、スター・ロード/ピーター・クイルがガーディアンズを結成し、死んだ恋人(ガモーラ)が戻ってきたことを語っている。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)までの流れのおさらいだ。
本作のあらすじによると、ピーターはまだガモーラを失ったことを引きずっているらしい。別人になって戻ってきたガモーラとピーターの関係は、かなりギクシャクしているように見える。新しいガモーラを「クソ嫌なやつとして戻ってきた」とピーターが紹介すると、続けてネビュラが「大事なところをすっ飛ばしてはいるけど、大体合ってる」と補足する。
キーマンとなるのはロケットだ。本作では、かつて普通のアライグマだったロケットを改造したヴィランが登場。「私の神聖なる仕事は、完璧な社会を築くことだ」と語っているが、ロケットいわく「奴は完璧を築きたいわけじゃない。ただ世の中を憎んでいるだけだ」。映像では、かつてのロケットが改造されてしまう様子も切り取られている。
マーベル・ユニバースの中でもトップクラスの戦闘力を持つアダム・ウォーロックも登場。原作コミックではヒーローたちにとっての切り札的存在であったが、本作でどのような立ち位置になるのは不明。ジェームズ・ガン監督によれば、少なくとも「善人ではない」というから要注意だ。
ドラックスは「我が友と戦えて光栄だと、みんなに伝えたい」と言い、ピーターは「みんなに出会うまで、俺たちみんな家族を求めていた」と言う。これはシリーズ完結作、今の形でガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが集うのは今作が最後となる。
映像は、マーベル大作映画らしいスペクタクルと、ジェームズ・ガンならではの極彩色のユーモアに溢れているが、どこか悲壮感もあり、壮大な別れに観客と共に体当たりしようとするような決死の覚悟に似た印象も感じられる。「みんなで一緒に、永遠の美しい空に飛び立とう」と、かなり意味深なセリフを残すロケット。果たして、クソったれガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの最後の戦いとは……?
タイトル後にはピーターとネビュラがギャグシーンを繰り広げている。ピーターが「君の黒目がそんなにデカいなんて気付かなかった」と今更なことを言うと、ネビュラが「父に拷問で眼球を入れ替えられた」と重いマジレス。「お……、お父さん、いいセンスしてるね……」というのがピーターの返しだ。
本作には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのメンバーが一挙再登場。スター・ロード役のクリス・プラット、ガモーラ役のゾーイ・サルダナ、ドラックス役のデイヴ・バウティスタ、グルート役のヴィン・ディーゼル(声)、ロケット役のブラッドリー・クーパー(声)をはじめ、ネビュラ役のカレン・ギラン、マンティス役のポム・クレメンティーフ、クラグリン役のショーン・ガンが揃って続投する。
前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)からはアイーシャ役のエリザベス・デビッキ、スタカー・オゴルド役のシルベスター・スタローンも再登場。新たにアダム・ウォーロック役の『ミッドサマー』(2019)ウィル・ポールター、ハイ・エボリューショナリー役のチャック・イウジ、コスモ・ザ・スペースドッグの声優として『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』(2020)のマリア・バカローヴァのほか、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)のダニエラ・メルシオール、『クレイジー・リッチ!』(2018)のニコ・サントスが加わる。
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』は2023年5月3日(水・祝)公開。
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