『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』2023年に米公開予定、マーベルが発表 ─ ホリデー・スペシャルは同時撮影へ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の人気シリーズ最新作、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』が2023年に米国公開予定であることがわかった。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が、米ディズニーの投資家向けイベント「Disney Investor Day 2020」にて明かした。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでは、地球から遠く離れた銀河を舞台に、ピーター・クイル/スター・ロードら寄せ集めの変わり者集団による冒険を描く物語。2014年に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、2017年に続編『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』が公開された。過去2作の脚本・監督はジェームズ・ガンが務めており、第3作にも続投する。
本作は当初、2020年内に『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)に続く「フェイズ4」の幕開けとして公開予定だったが、2018年夏にディズニーがジェームズ・ガン監督を過去の不適切発言により一時解雇。翌年の夏にガンは再雇用されたが、スケジュールは大きく変更となった。『Vol.3』に先がけて、ガン監督はDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド』(2021)を完成させ、その後2021年前半には同作のスピンオフドラマ「ピースメーカー(原題:Peacemaker)」を製作予定だ。
『Vol.3』の撮影は2021年末に開始される見込みで、ドラックス役のデイヴ・バウティスタも「撮影は来年(2021年)後半に始まります」と米Entertainment Weeklyで認めている。デイヴは一時解雇事件以前の脚本を読んでいるものの、最新の脚本は読んでいないとのこと。コロナ禍の影響も含め、MCUのスケジュール変動を受けて、「ストーリーが変わると思います。当初の計画通りに(作品同士が)交わらないから」と推察しているが、ガン監督は先日、脚本の変更は「ほんの少し」だと述べたばかりだ。
また今回の投資家向けイベントでは、同じくジェームズ・ガンが脚本・監督を務めるホリデー・スペシャル「The Guardians of the Galaxy Holiday Special(原題)」が2022年にDisney+で配信されることも発表済み。この作品は『Vol.3』の撮影中に同時並行で撮影される。なお、Disney+ではグルートのオリジナルシリーズ「I Am Groot(原題)」も企画されている。
Sources: Collider, Entertainment Weekly