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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』ジェームズ・ガンの脚本を使用する可能性が浮上 ― 将来的に別作品で復帰説も

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
写真:ゼータ イメージ

マーベル・シネマティック・ユニバース作品、映画ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』に、同作を解雇されたジェームズ・ガン監督による脚本が使用される可能性が浮上している。

2018年7月20日(米国時間)、ガン監督は過去の不適切なジョークを理由にディズニーから解雇された。すでに『Vol.3』の脚本は完成しており、撮影は2019年に行われる予定で企画が進められていた矢先の出来事だった。ウォルト・ディズニー・スタジオのアラン・ホルン会長は「ガン監督とのビジネス関係を解消した」との声明を発表。完成した脚本はお蔵入りとなる可能性が高いとみられていたのである。

しかし米The Hollywood Reporterの取材によれば、ディズニーには『Vol.3』にガン監督の脚本を使う計画が存在するという。このことが確定事項かどうかは定かでないが、現在、ガン監督とディズニーは和解案をめぐって交渉中とのことだ。

ジェームズ・ガン
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:James_Gunn_(28663744545).jpg

情報源の人物によれば、ガン監督はディズニーと“pay or play”と呼ばれる契約状況にはなかったという。これは通常、映画スタジオが作品の企画にゴーサインを出した時点などで結ばれるもので、企画の実現や自身の参加の有無にかかわらず、事前に保証された報酬の全額がクリエイターに支払われるというものだ。
ただし監督の解雇理由は2008~2011年ごろの“不適切なジョーク”であり、これはディズニーとの契約違反にはあたらないとみられる。したがって業界関係者は、ガン監督が安くとも700~1,000万ドルの報酬を受け取るのではないかと推測。ディズニーによる脚本使用計画は、両者の和解案にも影響するものだという。

監督の解雇が発表されたのち、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ファンは再雇用を求める署名活動を開始。ハリウッドのクリエイターや『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』出演者は監督を支持する意向を表明したが、米Varietyは「ディズニーはガン監督の再雇用を検討していない」と報じた。今回の情報からは、“ガン監督が再雇用される望みは薄いが、脚本が使用される可能性はある”という状況が見えてくる。しかしながら、今後この状況が覆る可能性もまだ否定できない。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
写真:ゼータ イメージ

その一方でThe Hollywood Repoterは、二人の人物から気になる証言を入手している。ガン監督が今後、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ではない別の作品などに携わるなど、なんらかの形でマーベル・シネマティック・ユニバースに戻ってくる希望はあるというのだ。ある人物は「(マーベルからの)最終的な判断は下されておらず、話し合いは続けられている」と話したという。

ちなみにガン監督の解雇に対し、一貫して不満を表明してきたのはドラックス役のデイヴ・バウティスタだ。自身のTwitterにて「ジェームズ・ガンのいない『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』じゃない」と断言したバウティスタは、英ShortListのインタビューでこのように述べていた。

もし(ガン監督の)脚本を使わないなら、マーベルには僕との契約を解除するように頼むつもりです。僕を切り離して代役を立ててくれと。そうしなければ、僕がジェームズに無礼を働くことになってしまいます。」

これまでディズニーに対して激しい意思を露わにしてきたバウティスタだが、ガン監督による脚本が使用されるならば、『Vol.3』に無事続投となる可能性は高そうだ。もしガン監督の再雇用が実現しないにせよ、少しでも明るい続報が届くことを祈りたい。

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』は2020年米国公開予定

Sources: THR, SL, Variety
Eyecatch Image: 写真:ゼータ イメージ

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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