実写版『ヘラクレス』メガラ役にアリアナ・グランデ推し?本人の回答は

歌手アリアナ・グランデは『ウィキッド ふたりの魔女』にて魔女のグリンダ役を演じ、高い評価を博している。ディズニー実写映画版『ヘラクレス(原題:Hercules)』のメガラ(メグ)役にアリアナを望むファンも散見されるが、アリアナは、メガラ役に対して自分なりの考えがあるようだ。
1997年の同名アニメ映画を実写化する『ヘラクレス』は、同じくディズニーの実写映画版『アラジン』(2019)を大成功に導いたガイ・リッチーが監督を、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のアンソニー&ジョー・ルッソがプロデュースを務める予定となっている。2024年5月時点で「まだ脚本待ち」のステータスではあるものの、人気作であるだけに期待を寄せるファンも多い。
Podcast番組出演時に、ヘラクレスの前に現れるミステリアスな美女、メガラ役に関心はあるかと尋ねられたグランデは、「すごく面白いですよね。だって、私小さい時から、ミューズのパートを歌っていたから」と返している。ミューズは『ヘラクレス』の劇中、様々なゴスペル・ナンバーで主人公の心境や物語を表現する女神のキャラクター。後に本物の歌姫となるグランデらしいエピソードだ。
自身を役に推す声は「いくつか見たことがありますが」としつつ、「実際にそのお話をしたことは一度もありません」と具体的な事柄はないと続けるグランデ。「私は役作りのために変身することも大好きだし、メガラのようなダークでセクシーな役柄のアイデアもすごく気に入っています」と興味はある様子だが、「これを言っておかないと失礼にあたると思うんです。エリザベス・ギリースがメガラをやるべきだと思います。私の友達、リズ・ギリースは素晴らしいですよ。彼女にぴったりの役です」と、自分よりも相応しい人物がいると控えめだ。
ギリースは、グランデのデビュー作であるミュージカル『13』の出演者であり、TVシリーズ「ビクトリアス」「サム&キャット」や、アリアナのミュージックビデオなどでも共演を経験している歌手で俳優。長年親交のあるアリアナは、メガラ役にギリースをプッシュしたグランデは、役を望んでくれるファンに対して「とても光栄です」としつつ、「私はダニー・デヴィートの役をやるべきですね」と、アニメ版でデヴィートが演じたフィル役を演じたいとジョークも添えた。
なお、『コヴェナント/約束の救出』にてリッチーとタッグを組んだジェイク・ギレンホールはTHE RIVERのインタビューで、もしヘラクレス役のオファーがあれば引き受けますと前向きな姿勢を示している。
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Source:Variety’s Awards Circuit podcast
text: Yuka Shingai、中谷直登