「グリーン・ランタン」ドラマ版、悪役シネストロ登場へ ─ 有名ヒーローふたりのオリジンも掘り下げる

DCコミックス原作ドラマ「グリーン・ランタン(仮題)」に、人気ヴィランのシネストロが登場する方針であることがわかった。米Varietyなど複数のメディアが報じている。
DCの人気ヒーローを主人公とするドラマ版「グリーン・ランタン」は、米ワーナーメディアの映像配信サービス「HBO Max」のオリジナル作品として企画が進行中。プロデューサーには「ARROW/アロー」(2012-)などのDCドラマ群「アローバース」や、同じくDC原作ドラマ「タイタンズ」(2018-)などを手がけるグレッグ・バーランティが就任し、コミックにインスパイアされた作品になると伝えられている。
HBO Maxのオリジナル・コンテンツを統括するサラ・オーブリー氏によれば、2020年1月現在、ドラマ版「グリーン・ランタン」についての話し合いは初期段階にあるとのこと。その一方で、シリーズの内容については新たな情報が語られている。
「今のところ、数十年にまたがる物語となり、地球にいる、有名なグリーン・ランタンふたりのオリジンに焦点を当てる予定です。ただし、物語は宇宙にも繰り出していきますし、『グリーン・ランタン』でおなじみのキャラクターであるシネストロも登場します。」
コミック「グリーン・ランタン」は、身に着けた者の“意志の力”を増強する魔法の指輪「パワーリング」による力を得た主人公が、犯罪者との戦いや宇宙の存亡を賭けた激闘に身を投じる物語。初代グリーン・ランタンのアラン・スコット、2代目のハル・ジョーダン、3代目のジョン・スチュワートなど主人公によって多様なストーリーが用意されており、グリーン・ランタンのチーム「グリーン・ランタン・コァ」も人気を博している。ドラマに登場するのは「有名な」グリーン・ランタンだとされているだけに、有力なのはハル・ジョーダン&ジョン・スチュワートだろうか?
またヴィランのシネストロは、グリーン・ランタン・コァの元メンバーでありながらヒーローたちの宿敵となった人物。宇宙の秩序を維持するには保護ではなく支配が必要だと考えたシネストロは、自らシネストロ・コァを結成してグリーン・ランタンの前に立ちはだかる。ライアン・レイノルズ主演の映画版『グリーン・ランタン』(2011)ではマーク・ストロングが演じていた。
ちなみにワーナー・ブラザース/DCコミックスは、ドラマ版のみならず、映画版『グリーン・ランタン・コァ(原題:Green Lantern Corps)』の企画も進行中。こちらは脚本をコミック界の重鎮ジェフ・ジョンズが執筆しており、『スター・ウォーズ』のJ・J・エイブラムスがプロデュースに携わる可能性もあると報じられている。
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