『ザ・バットマン2』脚本、「思う存分書かせてあげて」とジェームズ・ガン ─ マット・リーヴス監督とは「いつも話し合っている」

『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2022)の続編『ザ・バットマン2』は、米公開予定が2026年10月から2027年10月へと大幅に延期になった。続編を待ちきれないファンの声に対し、新DCユニバース(DCU)を率いるジェームズ・ガンは、「執筆に必要なだけの時間を与えてあげてほしい」と訴えている。
以前のインタビューで、「まもなく脚本を読めることになっています。待ちきれません」と語っていたガンは、米Entertainment Weeklyのインタビューでも「6月中には脚本が届くはずです。そうなることを願っています」と近況を報告した。
マット・リーヴス監督が手がける『ザ・バットマン』シリーズは、ガンが率いるDCユニバースとは世界観を共有しない「エルスワールド」としての扱い。したがって、ガンはあくまでもDCスタジオの代表として作業にあたっている。「我々(DCスタジオ)は満足しているし、マット本人も楽しみにしています。マットとはいつも話し合っているし、僕も楽しみ。脚本を読めるのが待ちきれません」と語った。

その一方、「ファンはマットに対して怒るべきじゃない。彼が必要とするぶんだけ、時間をかけて脚本を書かせてあげてほしい。それが筋です」とガンは主張している。「彼はファンに借りがあるわけじゃない。皆さんがマットの映画を好きになったのは、彼のおかげだから。マットのやりたいようにやらせてあげましょう」。
もっともガンは、SNS上の反応について「マットはあまり気にしていないと思います。やるべきことがたくさんあるから、影響を受けたりはしないでしょう。彼は大丈夫です」と発言。ただし、「僕はイライラしてしまう。そういう権利を主張する必要はないと思うから」とも付け加えた。「彼が脚本に納得したら世に出ることでしょう。マットは自分が納得するまで、きっと僕にも脚本を渡さないと思います」。
ちなみにバットマン/ブルース・ウェイン役のロバート・パティンソンも、以前は「若いバットマンからスタートしたのに、続編が出る頃には老いぼれバットマンになっちゃうよ」「もう38歳だよ」と自虐コメントを発していた。じっくりと練られた脚本により、続編では前作を超える仕上がりが期待される。時間をかけたぶん、より深みのある“ダークナイト”が描かれることだろう。
映画『ザ・バットマン2(原題)』は2027年10月1日に米国公開予定。
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Source:Entertainment Weekly