ジェームズ・ガンが「クリーチャー・コマンドーズ」OPに登場するが、DCユニバースに存在するわけではない ─ ガン自身が指示したわけでもない

新しいDCユニバースの初陣作であるアニメ「クリーチャー・コマンドーズ」が、日本ではU-NEXTにて配信開始となった。映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)から派生したアニメシリーズで、アマンダ・ウォラーやウィーゼルといった登場済みのキャラクターの他にも、映像初登場となる面々も描かれる。
そんな作品のオープニング映像を見て、「おや?」と気になった方も多いだろう。他のキャラクターと同じ作風で、クリエイターであるジェームズ・ガンがアニメとして登場するのだ。ガンはオープニング内で、パソコンに向かって原稿執筆を行なっている。
だからと言って、「ジェームズ・ガンはDCユニバース内に存在する」という解釈にはならないそうだ。ガンとショウランナーのディーン・ローリーが米IGNに尋ねられ、説明している。
実は、オープニングに自分自身が登場するとはガン本人も知らなかったそう。登場の経緯について質問されたガンは、「こっちが知りたいです。ビックリしました」と驚いている。
続くローリーの説明によれば、「全てのキャラクターにちょっとした瞬間を与えたい」と考えていた製作陣は、「ジェームズはある種のキャラクターみたいなものだし、何か与えてみよう」と思い立ったそうだ。ガンをアニメ化するにあたって、「彼は椅子に座るとき、後ろもたれるっけ?」など、なかなか時間をかける必要があったという。
さらにガンは、「あれはカノン(正史)ではないよ」と強調しながら、「自尊心が刺激されました」とコメント。一方、「アニメ化の指示を自分で出したと思われたら嫌だな……」と少し懸念もしたそうだ。これについてはローリーからも「そういうわけではありませんからね」と補足されている。「彼が指示したということはありません。あれはドキドキの発表で、ちょっぴり緊張もしました」。
新DCアニメ「クリーチャー・コマンドーズ」はU-NEXTで配信中。“ジェームズ・ガン組”の常連マイケル・ルーカーも声の出演を果たすなど、ファンにとって見逃せないシリーズとなっている。
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Source:IGN