新ワンダーウーマン企画登場か、ジェームズ・ガンが示唆

新生DCユニバースでは、早いうちから新たなワンダーウーマンに会うことができるかもしれない。DCスタジオ社長のジェームズ・ガンによるTwitterの書き込みが示唆した。
DCヒーロー御三家のひとりであるワンダーウーマンはこれまでに映画『ワンダーウーマン』(2017)『ワンダーウーマン 1984』(2020)が製作されたが、新たに設立した新DCスタジオのリブート改革に伴って、2作を手掛けたパティ・ジェンキンス監督が離脱。主演を務めたガル・ガドットが同役を再演できるかは明らかになっていない。
DCユニバースは今後、“チャプター”ごとに作品を展開していくものと見られており、ジェームズ・ガンは今月(1月)中にも最初の企画群についての発表を行う予定。ガンらは「10カ年計画」を立てているというが、米Varietyは激変のDCユニバースの内情を伝えるレポート記事の中で、「このシネマティック・ユニバースの3年分のビジョンが間もなく明らかになる」と伝えている。
同記事は、ヘンリー・カヴィル版スーパーマン、ならびにワンダーウーマンはそこに含まれないと続けた。カヴィルのスーパーマン頓挫は既報の通りとして、ワンダーウーマンが新DCユニバースの最初の3年に登場しないというのは新情報となった。
しかしガンは自身のTwitterでこれを否定。ファンに促される形で、「ここに否定します。なぜなら正しくないから」と訂正した。
つまるところ、最初の3年間の企画の中にワンダーウーマンが含まれないというのが誤情報であるのか、あるいは3年間という区切りでの企画立案が誤情報であるのか、ガンの訂正がどこまでに及ぶかは曖昧だ。しかしながら、少なくとも新ユニバースの早い段階で、ワンダーウーマンを登場させる計画はある模様。
ガンは、1月中に行う新企画発表の初期作の中にスーパーマンの映画作品が含まれることも告知済み。新たな役者で、スーパーマンの人生の初期を描くものになるという。これに足並みを揃えると考えれば、ワンダーウーマン新企画にもガル・ガドットとは別の役者が起用される可能性もある。ガドットのワンダーウーマンはファン人気も高かっただけに、仮に配役交代となれば波紋を呼ぶだろう。
もっと、現段階で確たる詳細は明かされていない。あらゆる展開を可能にする“マルチバース”という秘策もあり、何が飛び出すかは未知数だ。
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Source:Variety