『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ガン監督解雇、クリス・プラット&ゾーイ・サルダナらがコメント ― ハリウッドに衝撃の余波広がる

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』から、同シリーズの脚本・監督を務めてきたジェームズ・ガンが解雇されたという知らせは全世界のファンに衝撃を与えた。複雑な経緯と背景、そして現代社会をとりまく価値観の変化に起因する今回の決定は、あらゆる面で業界人にも大きなインパクトをもって受け止められている。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでドラックス役を演じるデイヴ・バウティスタやヨンドゥ役のマイケル・ルーカー、またガン監督の弟であり、ロケットのモーション・キャプチャーやクラグリン役を務めるショーン・ガンは、本件について相次いでコメントを発表。
さらにこのたび、主人公スター・ロード役を演じるクリス・プラットとガモーラ役のゾーイ・サルダナ、ネビュラ役のカレン・ギランもSNSを通じてコメントを発表している。

クリス・プラット、ゾーイ・サルダナのコメント
まずはゾーイ・サルダナのコメントをご紹介したい。彼女はガン監督の解雇について、率直に自信の心境を記している。
It’s been a challenging weekend I’m not gonna lie. I’m pausing myself to take everything in before I speak out of term. I just want everyone to know I love ALL members of my GOTG family. Always will.
— Zoe Saldana (@zoesaldana) 2018年7月22日
「嘘をつかずに言えば、とても苦しい週末を過ごしています。はっきりと意見を述べる前に、すべてを受け入れるため、私は立ち止まっているところなのです。みなさんにはただ、私が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ファミリーの全員を愛していることを知ってほしいと思います。これからもずっと。」
またカレン・ギランも「『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ファミリーの一人ひとりが大好き。このこと(解雇の件)については後からもっとお話ししますが、ただ、そのことを確かにしておきたかったんです。みなさんに愛をこめて」との投稿を残している。
Love to every single member of my GOTG family.
— Karen Gillan (@karengillan) 2018年7月23日
Just to clarify, I’ll speak more on this later but just wanted to make sure that was out there. Love to you all.
— Karen Gillan (@karengillan) 2018年7月23日
一方、敬虔なクリスチャンとして知られるクリス・プラットは、新約聖書『ヤコブの手紙』より第1章19節を引用することで、ファンに向けてのメッセージを送っている。
“Understand this, my dear brothers and sisters. Let every person be quick to listen, slow to speak, slow to anger.”
JAMES 1:19
🙏♥️— chris pratt (@prattprattpratt) 2018年7月22日
「“親愛なる兄弟、姉妹のみなさん、このことを理解しておいてください。すべての人は、聞くことは早く、語ることは遅く、怒ることは遅くあるべきなのです。”
ヤコブの手紙 第1章19節」
祈りの手、ハートの絵文字はクリスの思いが表れたものだろう。ここに記されているのはクリス自身の言葉ではないため、その真意を確実に解釈することは難しい。それでもSNSを発端とした今回の出来事について、そのスピード感で物事をとらえるのではなく、むしろ人々に熟考を促すコメントだと考えることができるはずだ。少なくともクリスは、本件に関して人々やメディアの過熱を望んではいないだろう。
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