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ジェームズ・ガン、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』再オファーは『ザ・スーサイド・スクワッド』就任翌日だった

ケヴィン・ファイギ ジェームズ・ガン
Photo by Gage Skidmore [左]https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28556369381/ [右]https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28557194032/ Remixed by THE RIVER

DC映画『ザ・スーサイド・スクワッド』を控えるジェームズ・ガン監督が、マーベル・シネマティック・ユニバース作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』監督復帰時の新事実を明かした。いつマーベルはガン監督に復職を提案したのか。DC映画を撮ると聞いた時の、マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギの反応とは……。

そもそも、ガン監督が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』を降板したのは2018年7月のこと。SNSでの過去の不適切発言が問題視され、マーベル・スタジオの親会社であるウォルト・ディズニー・カンパニーから解雇されたのだ。ファンや業界関係者がガンの復職を求めたが、マーベルは『Vol.3』製作の無期限保留を決定。その後、ガン監督は『ザ・スーサイド・スクワッド』の脚本・監督に就任した。しかし2019年3月、ガン監督はディズニーによって『Vol.3』の監督に再雇用されたのだ

Empireにて、ガン監督は当時を振り返り「ハッピーエンドだったけれど怖くもありました。(復職が)発表される随分前に、アラン・ホルンから電話をもらったから」と語っている。アラン・ホルン氏とは、ウォルト・ディズニー・スタジオズの会長であり、ガンの解雇を決定した人物。しかもホルン氏から電話を受けたのは、「『ザ・スーサイド・スクワッド』を引き受けた翌日のことだった」のだという。

もしもディズニーの翻意が数日早く、マーベルの打診が『ザ・スーサイド・スクワッド』就任よりも早かったなら、いったいどうなっていたのか……。それは今となっては想像できないことだが、ともあれガン監督は復職にあたり、DC映画を先に撮ることをファイギ社長に伝えなければならなかった。その際、ファイギ社長は「スーパーマンを撮るの?」と尋ね、ガン監督は「可能性はあったんだけど」と応答。『ザ・スーサイド・スクワッド』を手がけるのだと明かすと、ファイギ社長は「お願いだからいい映画を作ってください。とにかく最高の映画を」と話したという。

ちなみに『ザ・スーサイド・スクワッド』の登場キャラクターが発表されたのは、2020年8月23日に開催されたオンラインイベント「DCファンドーム」だが、ガン監督いわく「ケヴィンはその数ヶ月前から全員知っていた」とのこと。「誰が悪役なのかも彼は知ってますよ。秘密保持契約を結んでいるので、信頼できると思います」。

映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』は2021年8月6日に米国公開予定。

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Source: Empire

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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