ジェームズ・ガン版『スーサイド・スクワッド』にタイカ・ワイティティが出演交渉中 ─ 『マイティ・ソー バトルロイヤル』監督、超多忙のなか

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督が手がける、DC映画『ザ・スーサイド・スクワッド(邦題未定、原題:The Suicide Squad)』に、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)監督のタイカ・ワイティティが出演交渉へ入っていることがわかった。米Deadlineなどが伝えている。
タイカ監督は『マイティ・ソー』シリーズの続編『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』も手がけることが決まっており、同作は2020年初旬にも本格始動する見込み。FOXサーチライト・ピクチャーズでの新作『ジョジョ・ラビット』(2020年1月公開)の米国公開を控え、『ネクスト・ゴール・ウィンズ(原題:Next Goal Wins)』の撮影準備も進行中と超多忙な中、マーベル・シネマティック・ユニバースの“同僚”であるガン監督の新たな挑戦に加わることとなりそうだ。
報道によると、タイカ監督の役どころや、劇中での出番の多さについては不明。俳優として『マイティ・ソー バトルロイヤル』『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でコーグ役を演じたタイカ監督は、ほかにも『ジョジョ・ラビット』でヒトラー役を演じ、『スター・ウォーズ』初のテレビドラマ「ザ・マンダロリアン(原題:The Mandalorian)」でエピソード監督のほかドロイド「IG-11」の声優を務め……働きすぎである。
ガン監督は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』を一時解雇されたのち、『ザ・スーサイド・スクワッド』の監督に就任したことから、期せずしてマーベル/DCの“壁”を超えることとなっていた。しかし、ここにきてタイカ監督が出演者としてあっさりと壁を越えようとしているのは、なんとも“タイカ監督らしい”というべきか、なんというべきか。そういえばタイカは、ガンの一時解雇時、『ガーディアンズ~』の監督後任者として希望する声が上がっていた人物でもあった。
『ザ・スーサイド・スクワッド』には、『マイティ・ソー』シリーズや『パシフィック・リム』(2013)のイドリス・エルバ、『バンブルビー』(2018)のジョン・シナ、『アントマン』シリーズのデヴィッド・ダストマルチャン、新鋭女優ダニエラ・メルシオール、「ボクらを見る目」(2019)のストーム・リード、そしてガン監督作品常連のネイサン・フィリオン&スティーヴ・アジーが出演する。デヴィッド・エアー監督の前作からは、ハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビー、キャプテン・ブーメラン役のジェイ・コートニー、アマンダ・ウォラー役のヴィオラ・デイヴィスが続投する。
映画『ザ・スーサイド・スクワッド(邦題未定、原題:The Suicide Squad)』は2021年8月6日に米国公開予定。なおDeadlineによれば、2019年9月11日に台本読み合わせが行われ、2019年9月23日より撮影が開始されるという。