ドラマ版フラッシュ、映画『ザ・フラッシュ』登場の可能性は

エズラ・ミラーがフラッシュ/バリー・アレンを演じる単独映画『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』に、グラント・ガスティンが演じるドラマ「THE FLASH/フラッシュ」版フラッシュが登場するとしたら……?
数年前までは夢のような話だが、現在のDCユニバースであれば、実現してもおかしくない状況だ。ドラマ版ショーランナーのエリック・ウォレスが、DCのバーチャルイベント「DCファンドーム」で言及した。
エズラ・ミラーの映画を「すごく楽しみ」にしているというウォレスは、関係者であるため「一番最初に観られる」と喜ぶ。「フラッシュのすべてが好き」「一番好きなフラッシュはグラント版。自分の番組ですからね」と語りながら、ドラマ版と映画版のふたりのフラッシュが夢の共演を果たした「クライシス・オン・インフィニット・アース」を振り返る。
「我々のアローバースにエズラが遊びに来てくれたのは、すごく名誉で恵まれたことでした。グラントとエズラが仲良くやったのはたったワンシーンでしたけどね。でも、確かに同志というものがあって、役者としてお互いをリスペクトし合っていた。タイプが全然違うからこそですよね。全く違うんですけど、2人とも、すごくすごく才能に恵まれている。あぁ、早く映画が観たいです。」
映画版フラッシュがドラマに登場できたのだから、グランドが演じたドラマ版フラッシュが映画に現れることも有りえるはず。事実、『ザ・フラッシュ』は異なる世界観が同時に登場する「マルチバース」を取り扱う内容で、同じバットマンでもマイケル・キートン版とベン・アフレック版が登場することも明らかになっている。マイケル・キートン版バットマンとフラッシュが共闘するコンセプトアートも公開となった。
ウォーレスも「映画のどこかにグラントが登場して欲しい」と熱望。映画版の製作にウォーレス自身は携わっていないため、「彼らが実現してくれるかは分からない」としながらも、仮に実現した場合はグラントに「(ドラマの製作から)数週間のオフを与える」「協力したい」と宣言。「グラントも喜ぶはず。きっと楽しむはずですよ」と期待のコメントを寄せた。
また、エズラ・ミラーについては「スケジュールがパンパンで多忙な男。フラッシュだけじゃなくて、他のシリーズ(=『ファンタスティック・ビースト』)もある」と理解しながら、ドラマ版の世界にもう一度戻ってきて欲しいと歓迎の思いを語った。「是非、もっとじっくり出て欲しい。実現できるなら、1エピソードまるまる出て欲しいですね」。
『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』は2021年初頭にも撮影開始予定。2人のフラッシュが奇跡の共演を果たしたDCTVシリーズのクロスオーバー「クライシス・オン・インフィニット・アース 最強ヒーロー外伝」ブルーレイ&DVDは発売中。
Source: DC FanDome