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『ゴジラ VS コング』作曲家ジャンキーXL、「僕は地球イチのゴジラファン」「日本版は全部持っている」

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
© 2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.

ハリウッド版『ゴジラ』シリーズ、『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)からなる「モンスターバース」の集大成『ゴジラ VS コング(原題:Godzilla vs Kong)』で音楽を務めるジャンキーXL(トム・ホーケンバーグ)が、『ゴジラ』への愛情を語った。

ジャンキーXLといえば、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)や『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)、『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)などで作曲を担当し、これでもか映画を盛り上げる、熱量の高いスコアで知られるクリエイターだ。米Forbesにて、『ゴジラ VS コング』は“幸福な偶然”の最たるものだと語っている。

僕はゴジラの熱狂的なファンですからね。日本の映画版『ゴジラ』は(ソフトを)全部持ってますよ。ただのお遊びでゴジラの曲を書いたこともあったんですよ。2年くらい前、監督(アダム・ウィンガード)が僕に関心を持ってくれて、会ったんですが、その時には“僕が地球で一番のゴジラファンだって知ってました?”って聞きましたよ。もう何年も前に曲を書いてるんだぞって。」

実際のところ、ジャンキーXLが「お遊びで」作った『ゴジラ』の音楽は本作に役立ったようだ。当時の曲に調整を加えたものをウィンガード監督に聴かせたところ、監督が「完全にハマってくれた」というのである。きっと『ゴジラ VS コング』には、長年にわたるゴジラへの愛情が詰め込まれているはずだ。

『ゴジラ』シリーズや怪獣映画への愛情を作品に反映した人物といえば、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)を手がけたマイケル・ドハティの例が記憶に新しい。ドハティ監督は怪獣を“神”として、独特の怪獣観と倫理観をそのままスクリーンに映し出し、怪獣同士の激突にエネルギーを注ぎ込む演出で観る者を圧倒。同作では伊福部昭や古関裕而にも敬意を払い、オリジナルのテーマ曲をふんだんに使用していたが、『ゴジラ VS コング』はどうなるか。本作にはドハティも脚本家として続投しているだけに、同じく熱狂的ファンを自称するジャンキーXLとの“VS”ならぬ共闘にも期待がかかる。

出演者は『ターザン:REBORN』(2016)アレクサンダー・スカルスガルド、『アイアンマン3』(2013)レベッカ・ホール、「アトランタ」(2016-)ブライアン・タイリー・ヘンリー、日本より小栗旬、『ベイビー・ドライバー』(2017)エイザ・ゴンザレス、「Marvel アイアン・フィスト」(2017-2018)ジェシカ・ヘンウィック、『デッドプール2』(2018)ジュリアン・デニソン、『ヘイトフル・エイト』(2015)デミアン・ビチル。前作からミリー・ボビー・ブラウン&カイル・チャンドラー、チャン・ツィイーが続投する。

監督は『サプライズ』(2011)『ザ・ゲスト』(2014)のアダム・ウィンガード。脚本は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのテリー・ロッシオ、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のマイケル・ドハティ&ザック・シールズが執筆した。

映画『ゴジラ VS コング(原題:Godzilla vs Kong)』は2021年5月21日に米国公開予定

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Source: Forbes

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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