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『ゴジラxコング 新たなる帝国』のおかげでモンスター・ヴァースの未来は明るい? ─ コアファンだけでなく若い世代からも人気集める

ゴジラxコング 新たなる帝国
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ハリウッドの製作会社レジェンダリー・ピクチャーズはSF超大作『デューン 砂の惑星 PART2』に続き、『ゴジラxコング 新たなる帝国』を世界的大ヒットに導いた。現時点でこの2作は、2024年公開映画の世界興収ランキングでそれぞれ1位と3位。『ゴジラxコング』が2位につけている『カンフー・パンダ4(原題)』を追い抜くのも時間の問題と見られる。

この2作の成功を受けて、レジェンダリー製作部門の会長を務めるプロデューサーのメアリー・ペアレントは、特に『ゴジラxコング』が属するモンスター・ヴァースの明るい未来を強調している。現時点で世界興収3億6,200万ドルを突破した『ゴジラxコング』について「間違いなくワクワクする結果です」と米The Hollywood Reporterに語り、「私たちは旅を続けるための好位置にいます」とシリーズ継続への意欲を見せているのだ。

本作は、『GODZILLA ゴジラ』(2014)に始まったゴジラとコングのクロスオーバーを描く「モンスター・ヴァース」の第5弾。ペアレントが「この映画は他のどの(モンスター・ヴァース)作品よりもお金をかけていません」と話すように、シリーズ最少額となる予算で製作された。興収に詳しい内部関係者の1人は、世界興収が5億ドルを上回ると見立てており、『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)が保持するシリーズ歴代興収5億6,800万ドルを超える可能性もある。

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配給を務める米ワーナー・ブラザースで国内配給を統括するジェフ・ゴールドスタインは、客層の変化について言及。『ゴジラxコング』では、コアファンだけでなく若い世代を中心とする新たな客層からの関心を集めているという。劇場では家族連れの観客も多く見られたといい、「4、5作目の続編という立ち位置の映画が、こういったビジネスを発揮するのは異例なことです」と語っている。「昔の『ゴジラ』はもっと一般的な観客がメインでした。今回は、目を見張る映画、マーケティング・キャンペーン、デートとなりました」。

前作『ゴジラvsコング』(2021)から続投したアダム・ウィンガード監督は、早くも『ゴジラxコング』続編の構想が存在していることを明かしている。ペアレントは、「『ゴジラxコング』がどう展開していくか様子見です。まだ始まったばかりですから」と慎重な姿勢を見せながらも、「良い気分なのは確かです」とシリーズの未来に楽観的。「全員が愛をもってこの映画を作りました」「このキャラクターたちは文化に浸透しているのだと思います」と語り、モンスター・ヴァース継続への思いを語った。

Source:Box Office Mojo,THR

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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