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「人を殺すことができないだけです」―映画『ハクソー・リッジ』主人公デズモンド・ドスが信念を語る、緊迫の本編映像解禁!

2017年6月24日(土)公開、映画『ハクソー・リッジ』より本編映像がついに解禁された。10年ぶりに監督業に復帰したメル・ギブソンと主演アンドリュー・ガーフィールドの顔合わせによる本作は、臨場感あふれる戦闘シーンがすでに大きな話題となっている。しかし、このたび解禁されたのは舞台となる沖縄・前田高地(ハクソー・リッジ)での戦闘シーンではない

本作の主人公デズモンド・ドスは、何ひとつ武器を持たずに戦場を駆け回り、たった一人で75人の命を救った実在の人物だ。今回ご覧いただくのは、ドスが「武器を持たない」という自らの信念を上官に打ち明ける緊迫の場面である。

主人公デズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)は、自らの信念に従い、武器を持たない〈良心的兵役拒否者〉として陸軍に入隊する。ドスが配属されたグローヴァー大尉(サム・ワーシントン)率いる部隊では、ハウエル軍曹(ヴィンス・ヴォーン)による激しい軍事訓練が続いていた。狙撃訓練を控えて、銃に触れないというドスの態度は問題視されることになる……。

公開された映像では、CO(=良心的兵役拒否者)と呼ばれたドスが、「良心的協力者です。軍服や軍務には何の問題もありません」とその信念を語っている。しかしグローヴァー大尉は「米陸軍は間違いを犯さない。問題があるとしたら、それはお前だ」と断言し、武器を拒むドスに「戦争は人を殺すことだぞ。人殺しが戦争だ」と言い放つのだった。

本作でドスの上官であるグローヴァー大尉を演じるのは、『アバター』『タイタンの戦い』などアクション俳優として活躍するサム・ワーシントン。直属の上官ハウエル軍曹には、『ズーランダー』『ドッジボール』『俺たちニュースキャスター』などコメディ映画での好演が印象深いヴィンス・ヴォーンが起用されている。本作でヴォーンは持ち前のコメディセンスを封印し、シリアスな演技を披露。二人のベテラン俳優の存在が、若いドスの葛藤と苦悩にさらなる厚みを与えていることだろう。

© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016
© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016

また今回の映像からは、『ハクソー・リッジ』が戦闘シーンのみならず繊細な会話シーンにも非常に注力された作品であることが伝わってくる。ドスを演じるガーフィールドの表情、上官を演じる二人の言葉や身ぶりからは、映画にみなぎる緊張感の一端がうかがえるというものだ。ドスの信念はいかにして遂げられるのか、その思いを上官たちが理解することはあるのか……。

映画『ハクソー・リッジ』は2017年6月24日(土)、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
公式サイト http://hacksawridge.jp/

[お詫び]
記事初出時、掲載した情報に誤りがありました。訂正するとともに、深くお詫びいたします。

(文:Takatoshi Inagaki)

© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016

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THE RIVER編集部THE RIVER

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