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『ハロウィン』続編、2021年以降の再延期はナシ ─ 「何があろうと公開する」「ワクチンがあろうがなかろうが」

ハロウィン
(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS

巨匠ジョン・カーペンターの同名傑作ホラー映画を現代に蘇らせた、『ハロウィン』(2018)の続編映画『ハロウィン・キルズ(原題:Halloween Kills)』は、新型コロナウイルスの状況にかかわらず2021年10月に米国公開される方針だ。プロデューサーのジェイソン・ブラムが米Forbesにて語った。

『ハロウィン・キルズ』は当初2020年10月16日に米国公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受け、2021年10月15日に公開延期となっていた。3部作の完結編となる『ハロウィン・エンド(原題:Halloween Ends)』も同じく1年延期され、2022年10月14日に米国公開予定。コロナ禍の今後は予測がつかないが、“2021年の10月も状況が変わらなければ再延期しますか?”との質問に、ブラム氏は「ノー」と笑った。

「もしも次のハロウィンになっても(コロナ禍が)続いていたら? もう延期しませんよ。何があろうと『ハロウィン・キルズ』は来年(2021年)の10月に公開します。ワクチンがあろうがなかろうが。」

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ブラム氏率いるブラムハウス・ピクチャーズは、『ハロウィン・キルズ』の公開を2021年に延期した一方、青春ホラー映画『ザ・クラフト』(1996)のリブート版『The Craft: Legacy(原題)』2020年10月28日に米国で配信リリースする。映画館の営業状態が元に戻る見込みも、ワクチンが完成する見込みも立たない今、ブラム氏は『The Craft: Legacy』の配信リリースを米ソニー・ピクチャーズに提案。スタジオが受け入れたことで配信リリースが決定した。『ハロウィン・キルズ』が1年の延期を経て劇場公開となるのは、どうやらユニバーサル・ピクチャーズとの契約に関係しているようだ。

現在、ブラム氏は映画の配信リリースについて「究極的には映画を観に行くことのためになる」と可能性を評価する。「ワクチンができて、また安全に映画館に行けるようになった時には、より多くの映画が、より短い期間で上映されるだろうと思います。(配信リリースによって)さらなる余地が生まれるますから。“映画館はホラーと大作ばかりだ”と言われていますが、すべてが変わることになるでしょう」。

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Source: Forbes

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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