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『ジョーカー』キャラクターの新解釈、ジョーカー代表声優マーク・ハミルも「大満足」

マーク・ハミル
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48419236062/

ホアキン・フェニックス主演、DCコミックスの人気ヴィランを新たに描き直した映画『ジョーカー』に、長らくジョーカーを演じてきた代表的声優であるマーク・ハミルが賛辞を贈った。

『スター・ウォーズ』シリーズのルーク・スカイウォーカー役として知られるマーク・ハミルは、声優として長年のキャリアを重ねており、その代表的役柄のひとつが“狂気の犯罪王子”ジョーカーだ。元祖というわけではないものの、1992~1993年のテレビアニメ版「バットマン」、傑作と名高いアニメ映画『バットマン マスク・オブ・ファンタズム』(1993)をはじめ、テレビ・映画・ゲームと数々の作品でジョーカーを演じ続けてきたのだ。

『ジョーカー』で新たに解釈されたジョーカー像について、マークは脚本・監督のトッド・フィリップス、共同脚本のスコット・シルバーに絶賛の言葉を述べている。

「本日、映画『ジョーカー』が公開されました[編注:投稿は2019年10月4日※米国時間]トッド・フィリップスとスコット・シルバーは、かつて見たことのない形で、キャラクターを見事に再創造しています。オールドスクールのコミック版……僕は大満足(トゥー・サムズ・アップ)です。」

フィリップス監督とシルバーは、コミックをはじめ、ありとあらゆる形で描かれてきたジョーカーを独自の形で捉えなおし、これまでの作品からは独立させた独自の世界観でアーサー・フレック/ジョーカーの物語を描ききった。ユニバース構想がひとつのトレンドとなっているコミック映画界においても、本作は強烈な作風と内容によって大きな支持を話題を集め、米国では『ヴェノム』(2018)を超えて10月公開作品のオープニング興収記録を更新、世界的ヒットとなっている。

すなわち『ジョーカー』は、早くも『ダークナイト』(2008)でヒース・レジャーが演じたジョーカーに続いて、世界の広い客層にこのキャラクターが届けられる絶好の機会となっているわけである。ここからジョーカーや「バットマン」に興味を抱く観客が生まれ、マーク本人が言うところの“オールドスクールのコミック版”ジョーカーに触れる人が増えることにも、また大きな意義があるはずだ。本作で初めてジョーカーを観たという方も、ぜひ様々なジョーカーやバットマンの物語へとに足を踏み入れてみてほしい。

映画『ジョーカー』は2019年10月4日(金)より全国公開中

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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