「ハンニバル」新作、マッツ・ミケルセン&ゼンデイヤでやるのが夢だと製作者

人気ドラマ「HANNIBAL/ハンニバル」(2013-2015)について、製作者のブライアン・フラーが新作のアイデアを明かした。ハンニバル・レクター役のマッツはそのままに、新たに『スパイダーマン』シリーズのゼンデイヤをクラリス・スターリング役として迎え、『羊たちの沈黙』をリミテッドシリーズ化したいという。
トマス・ハリス著『レッド・ドラゴン』(ハヤカワ文庫)『ハンニバル』(新潮文庫)を基にしたドラマ「HANNIBAL/ハンニバル」は、映画『羊たちの沈黙』(1991)などでおなじみの天才精神科医ハンニバル・レクターと、FBIの犯罪プロファイラーであるウィル・グレアムの若き日の関係を描いたサイコホラー/スリラー。2015年にシーズン3で終了して以来、シリーズ復活を望む声が絶えない。
米Screen Rantのインタビューで「ハンニバル」の続編について問われたフラーは、自身が思い描く新作の構想をこう語った。
「僕の夢のプロジェクトは、マッツとゼンデイヤ(クラリス役として)を起用した『羊たちの沈黙』のリミテッドシリーズです。このユニバースで何かを作るなら、間違いなくこの作品にします。」

『羊たちの沈黙』は、若きFBI訓練生のクラリスが、収監中の凶悪犯レクター博士の助言を受けながら猟奇殺人事件の捜査を行う物語。映画『羊たちの沈黙』(1991)ではジョディ・フォスターがクラリス役を演じ、アカデミー主演女優賞を受賞。続編『ハンニバル』(2001)ではジュリアン・ムーア、ドラマ「クラリス」(2021)ではレベッカ・ブリーズが同役を引き継いだ。
実はフラーは2015年の時点でも、『羊たちの沈黙』の再映像化に意欲を示していたが、「同作で初登場したキャラクターの権利を持っていない」と明かしていた。その際、クラリス役には「白人以外のキャストを起用したい」とも語っており、この考えがアフリカ系のルーツを持ち、才気あふれるゼンデイヤに結びついた可能性もありそうだ。
「ハンニバル」の復活については、主演のマッツも乗り気だ。2024年4月時点では「キャスト全員とブライアン(・フラー)が、復活を望んでいるのは周知の事実です。遅かれ早かれ、いずれ実現するはず」としつつ、作品を送り出すための「ホームを見つけることが重要」と語っていた。
なお、フラーは新作ダーク・ファンタジー・アクション映画『Dust Bunny(原題)』にてマッツと再タッグ。同作でマッツは、少女のためにモンスター殺しに繰り出す腕利きの殺し屋を演じる。2025年12月5日に米公開予定。
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Source:Screen Rant, Digital Spy






























