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「ハンニバル」シーズン4、実現の話題は「再活性化している」 ─ 人気再燃にマッツ・ミケルセンが期待

©THE RIVER

2013~2015年に製作されたドラマ「HANNIBAL/ハンニバル」は、今もなお復活が望まれる人気シリーズ。2020年には米Netflixでの配信がスタートし、新たなファンを生むこととなった。主人公ハンニバル・レクター役のマッツ・ミケルセンは、この人気再燃がシーズン4の実現につながる可能性に期待を寄せている。

ポッドキャスト「Happy Sad Confused」に登場したマッツは、シーズン1~3に続く新シーズンの有無を問われると、「Netflixという新たな場所が見つかって以来、話は再び活性化しています」とコメント。かねてよりシリーズ継続に意欲を示しており、以前「シリーズがどんどん大きくなっている」「シーズンの間隔が空くほどファンが増えている」と述べていたマッツは、同じく出演者たちも新シーズンに前向きであることを認めた。「(実現するとして)出演者の中に“もうやらない”と言う人はいないだろうと思います。みんな、すごく楽しんでいたから」

キャスト、スタッフ、ファンが再開を望むにもかかわらず、「ハンニバル」シーズン4が実現していないのは、製作を引き受ける放送局やプラットフォームが見つかっていないため。シーズン3の終了後、脚本・製作総指揮のブライアン・フラーとプロデューサーのマーサ・デ・ラウレンティスは定期的に再開の方法を模索しているというが、現実的な道筋は見つかっていないのだ。

シリーズ復活を望みながらも、マッツは「(物語が)終わっていないとは思いません」と述べている。「(シーズンのたび)その次が作れるかどうか分からなかったし、ショーランナーには常に終える手段があった。だから、“よし、終わりだ”という実感はあったわけです」。とはいえマッツには、肝心のシーズン3に限っては“やり残し”があったとの思いも認めている。「シーズン3の後は、シーズン4をやるものだとみんなが思っていました。シーズン1・2の時には思わなかったんですが、シーズン3では確かにそう思ったんですよね」。

もしもシーズン4が現実化するとして、マッツが望んでいるのは、ハンニバル・レクターを生んだ作家トマス・ハリスによる不朽の傑作『羊たちの沈黙』のドラマ化だ。一方、別のアイデアがあるという脚本家のフラーは、Netflixが「ハンニバル」を継続させてくれる可能性に希望を抱いている。「Netflixの良いところは、Netflix作品として見られる機会があること。そのことが彼らの思いを変えるかもしれません」。

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Sources: Happy Sad Confused, Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。