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マッツ・ミケルセン、「ハンニバル」シーズン4で『羊たちの沈黙』再映像化を希望

マッツ・ミケルセン主演ドラマ「HANNIBAL/ハンニバル」は、2015年にシーズン3が製作されて以降、キャスト&スタッフとファンの双方がシリーズ継続を熱望しているシリーズだ。今まで実現していない理由は、シリーズを引き受ける放送局やプラットフォームが見つかっていないためである。

キャリアにおいても随一のはまり役となったハンニバル・レクターを演じたマッツは、2020年に米Netflixでの配信がスタートしたことを含め、「シリーズがどんどん大きくなっている」のを感じているそう。米IndieWireにて、「シーズンの間が空けば空くほど、ファンが増えていますよね。僕がデンマークで出た作品を観てくださる方も増えていてうれしいです」と語ったのだ。

2019年1月、シリーズ継続に「希望はある」と語っていたマッツは、もしもシーズン4が実現するなら「『羊たちの沈黙』をやりたい」と明言。アンソニー・ホプキンス&ジョディ・フォスターによる1991年の映画版が不朽の名作として知られるが、トマス・ハリスの原作は米MGMが権利を保有しており、「ハンニバル」チームに映像化の許しは出ていない。

「権利を持っていないので課題はありますが、(『羊たちの沈黙』は)最も有名な話だし、是非やりたいですね。[中略]すごく興味深いストーリーだし、キャラクターもおもしろい。(実現するなら)性別を変更したり、ふたつの役をひとつにまとめたりするだろうとは思いますけどね。バッファロー・ビルは誰が演じるんでしょうね。大変だとは思いますが、もうハンニバルはいるわけで、不可能ではないと思います。」

映画版『羊たちの沈黙』でバッファロー・ビルを演じたのはテッド・レヴィンだが、マッツが推薦するのは「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」や『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017)のマイケル・ピット。すでに「ハンニバル」シーズン2でメイスン・ヴァージャー役を演じているが、「(メイスン役が)素晴らしかったので、もしもまだ出ていなかったとしたら彼のバッファロー・ビルを観たかった」と語っている。

もともとシリーズの脚本・製作総指揮を務めていたブライアン・フラー氏は、もともとシーズン4のために『羊たちの沈黙』を権利を取得し、映画でジョディ・フォスターが演じたクラリス・スターリングを登場させる計画だった。しかしフラーとMGMの協議は実を結ばず、MGMは「ハンニバル」とは無関係にクラリスの前日譚ドラマを製作することを決定している。こちらの計画があるかぎり、マッツの望む『羊たちの沈黙』映像化はしばらく叶いそうにない状況だ。

一方、フラー自身は2020年7月の時点で、シーズン4について「(シーズン3から)5~7年経つわけで、その間ずっと彼らは逃げていたことになる。そこから物語を始めて、脚色していくことになるでしょう」とアイデアを示唆していた。作り手たちが希望を捨てていない以上、ファンが諦めるわけにはいかない……!

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Sources: IndieWire, Bryan Fuller

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。外部寄稿に『TENET テネット』『ジョーカー』『シャザム!』『ポラロイド』劇場用プログラム寄稿など。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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