デヴィッド・ハーバー、『ヘルボーイ』が失敗して不安になったから 「しくじり」先輩ライアン・レイノルズに電話

世界中で大旋風を巻き起こしているNetflixのSFホラードラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016‐)でジム・ホッパー役を演じ、人気を博しているデヴィッド・ハーバー。本作でブレイクしたハーバーは、2019年にリブート版『ヘルボーイ』の主役を射止めたが、同作は残念ながらヒットとはならず、今後のキャリアを考えてかなり不安になっていたと明かしている。
ハーバー主演、コミック原作の『ヘルボーイ』は、鬼才ギレルモ・デル・トロが監督を務めた同名タイトルのオリジナル版(2004)と続編『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(2008)のリブートとなる作品。しかし、カルト的な人気で今もなおファンに愛され続けているデル・トロ版に対し、リブート版は興行的に利益を生み出せなかっただけでなく、評価も振るわなかった。
そんな苦い体験を味わい、キャリアを踏み外したのではないかと不安になったハーバーは、ある人物を頼ることに。期待されていたにもかかわらず、興行的に苦戦したDC映画『グリーン・ランタン』(2011)に主演したライアン・レイノルズに連絡を取り、アドバイスを求めたと英GQのインタビューで告白している。
「(レイノルズのことを)少し知っているから、彼に連絡を取ったんです。“よお、ちょっと知りたいことがあるんだ。『グリーン・ランタン』を覚えてるよな?君にとって大コケしたヤツ。どんな感じだった?今、同じ目に遭いそうなんだ。僕、大丈夫かな?生き残れるかな?”ってね。」
ハーバーは、結果的にレイノルズからどんなアドバイスを貰ったのかは明かしていない。だが、『ヘルボーイ』主演後にハーバーは、クリス・ヘムズワースと共演したNetflixのアクション大作映画『タイラー・レイク -命の奪還-』(2020)に重要なキャラクターで登場し、マーベル・シネマティック・ユニバース映画『ブラック・ウィドウ』(2021)にレッド・ガーディアン/アレクセイ役で出演。両作ともに世界的な大ヒットとなり、「ストレンジャー・シングス」シーズン4も記録を塗り替える視聴時間数を叩き出しており、その心配をよそにキャリアは絶好調だ。
ちなみに、『グリーン・ランタン』で苦い思いをしたレイノルズは、まさに当たり役となった『デッドプール』シリーズと巡り合い、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍を続けている。ハーバーがどんな助言を受けたにしろ、きっとレイノルズの言葉には絶大な効果があったのではないだろうか。
▼ 「ストレンジャー・シングス」の記事
「ストレンジャー・シングス」最後のシーン撮影「まるで感情の二日酔い」とマイク役フィン・ウルフハード ─ 「満足、混乱、悲しいけどすごく幸せ」 どんな感情だろう 「ストレンジャー・シングス」最終日に泣きすぎてセイディー・シンクは目がパンパンに腫れる ─ 「とんでもなく腫れた」 「あんなに腫れたの初めて」 「ストレンジャー・シングス」ヴェクナ役、もう悪役やりたくない ─ 「だって精神的にぶっ壊れるから、マジで」 「本気で言ってます」 「ストレンジャー・シングス」最終シーズンが順調、予定通り2025年配信へ ─ 「予定より前倒しで進んでいる」 ただいまVFX作業中 「ストレンジャー・シングス」ダファー兄弟の新作は「老人ホーム版ストレンジャー・シングス」? ─ 「自転車じゃなくてゴルフカートに乗るんです」 豪華キャストにも注目ですよ
Source:GQ