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「ホークアイ」ドラマ版、クリント・バートンの過去を描く ─ 「これまでは機会がなかった」

HE_012_KBAH_Logo_FINv1 ホークアイ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ホークアイ(原題:Hawkeye)」にて、いまだ明かされざる、主人公クリント・バートンの過去が描かれることがわかった。エグゼクティブ・プロデューサーのトリン・トラン氏が米ScreenRantにて語った。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)という超大作2本でエグゼクティブ・プロデューサーを務めたトラン氏は、いまやマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長の右腕として、マーベル・シネマティック・ユニバースに欠かせない存在だ。そんなトラン氏は、「ホークアイ」のプロデュースを手がけることを自ら希望したという。その理由こそ、クリントの過去が描かれることだったのである。

私は(『ホークアイ』を)特別に選んだんですよ。というのは、これまではクリント・バートンの物語を描く機会がなかったから。ソーの映画はいくつか作られていて、みなさんは彼の背景を知っている。キャップ(キャプテン・アメリカ)にも、トニー(・スターク/アイアンマン)にもいくつか映画が作られていて、彼らにはそういう機会があったんですよね。だけど、クリント・バートンには過去を描く機会がありませんでした。だから(実現を)楽しみにしていますし、ホークアイになりたい少女が登場するのも楽しみですね。」

ドラマ「ホークアイ」は、ジェレミー・レナーが演じてきたクリント・バートン/ホークアイが、同じく弓矢を持つヒーローのケイト・ビショップに“スーパーパワーを持たない者はいかにスーパーヒーローになるのか”を伝える物語。『アベンジャーズ/エンドゲーム』にみられた闇の側面「ローニン」も掘り下げられるほか、クリントからケイトへのバトンタッチを描く作品になるとも伝えられている。しかし、本作では同時にホークアイの過去も本格的に描かれることになるようだ。長時間を費やしてキャラクターを掘り下げられる、ドラマならではのストーリーテリングに期待しよう。

また「ホークアイ」は、どうやらマット・フラクションがライターを担当した2012~2015年のコミックシリーズ(邦訳版:小学館集英社プロダクション刊)の影響下にある模様。『マイ・ライフ・アズ・ア・ウェポン』『リトル・ヒッツ』『L.A.ウーマン』『リオ・ブラボー』の4冊からなる物語に、トラン氏は「非常に素晴らしい」と賛辞を述べたうえで、「私たちにもこういうことができるし、だからクリントの背景を描きたいと思ったんです」と話しているのだ。

ドラマ「ホークアイ(原題:Hawkeye)」は、ディズニーの映像配信サービス「Disney+」にて2021年秋に米国配信予定。脚本・製作総指揮は「マッドメン」(2007-2015)のジョナサン・イグラが担当する。

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Source: ScreenRant

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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