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『ヒート』続編の映画化が検討中、マイケル・マン監督が明かす ─ 8月に小説版が米刊行へ

ヒート 4K UHD
© 2022 Warner Bros. Entertainment Inc.

アル・パチーノ&ロバート・デ・ニーロが刑事と犯罪者に扮して死闘を繰り広げた傑作、クライムアクション『ヒート』(1995)。2022年8月9日、その前後を描く小説が米国にて刊行予定で、ファンが多い作品なだけに映像化への期待が早くも高まっているが、どうやら映画化としてすでに検討されているようだ

名優同士が初共演した映画『ヒート』では、犯罪のプロフェッショナルであるニール・マッコーリー(ロバート・デ・ニーロ)と、仕事に執念を燃やす警部補のヴィンセント・ハナ(アル・パチーノ)、このふたりによる追う者と追われる者の虚々実々の駆け引きとせめぎ合いが描かれた。

27年の時を経て刊行される続編小説『Heat 2(原題)』は、マイケル・マンとメグ・ガーディナーという小説家が共同執筆。既報によると同小説では、ヴィンセントとニールの人生を、映画で描かれた強盗事件の前の出来事と、映画の直後の展開を通して辿る物語が描かれるとのことだ。前日譚と後日譚を織り交ぜた映画、『ゴッドファーザー PART II』(1974)のような形式で物語が語られていくのかもしれない。

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まさしくファンにとってはたまらない内容となりそうだが、1作目で監督を務めたマンは、「映画化を視野に入れています」と、英Empireのインタビューにてコメントしている。

直近、マン監督は、HBO MaxとWOWOWによるドラマ「TOKYO VICE」にてエピソード監督および製作総指揮を担当していた。こちらはスモールスクリーン向けとして製作された作品だが、マン監督いわく、『ヒート』続編の映像化はあくまでも映画として構想しているそうだ。「控えめな映画なのか、それとも非常に高予算なドラマシリーズなのか。いいえ、これはひとつの大きな映画になる予定です」。“ヒートアップ”したストーリーとアクションに早くも期待が高まるばかりだ。

現時点では、『ヒート』続編の映画化企画が正式発表されているわけではない。もっとも、実現した際には誰が主演を引き継ぐことになるのだろうか。ヴィンセントとしておなじみのアル・パチーノは以前、“自身の役を引き継ぐならどの俳優か”という質問に対して、ティモシー・シャラメ答えていた。「彼は素晴らしい俳優ですし、ルックスもグレートです」とコメントされていたシャラメといえば、『君の名前で僕を呼んで』(2017)をはじめ、『DUNE/デューン 砂の惑星』など、数々の話題作に相次いで出演を重ね、その人気だけでなく演技力にも定評のある俳優だ。もしかしたら、実際に演じる可能性もなくはない……?

ちなみに2022年9月21日には、『ヒート』の4K UHDが、製作20周年を記念して発売中のブルーレイとセットでリリースされる。監督による音声解説など、さまざまなボーナス・コンテンツも楽しむことができるため、あわせてチェックしてみよう

ヒート 4K UHD
© 2022 Warner Bros. Entertainment Inc.

『ヒート 4K UHD』は2022年9月21日(水)より発売、デジタル配信(購入/レンタル)。

発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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Source: Empire

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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