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『ヒート2』2026年撮影開始、キャスティングも進行中 ─ マイケル・マン監督が認める

ヒート 4K UHD
© 2022 Warner Bros. Entertainment Inc.

マイケル・マン監督による傑作クライム・アクション『ヒート』(1995)の続編映画『ヒート2(原題)』が、2026年の撮影実施を目指して着実に進行していることがわかった。続編でも引き続きメガホンを取るマンが、進捗を明かした。

第30回釜山国際映画祭にて、マンは『ヒート』のマスタークラスに登壇。米Varietyによると、続編については「おそらく2026年に撮影できることを楽しみにしています。予算の編成、スケジュール調整、キャスティングなどあらゆる準備を目下進めているところです」と述べ、プリプロダクション(撮影準備)に入っていることを認めた。韓国訪問のため、作業を一時中断しているとも付け加えている。

『ヒート』はアル・パチーノ演じる熱血刑事のヴィンセント・ハナと、ロバート・デ・ニーロ演じる犯罪組織ボスのニール・マッコーリーによる激しい戦いをハードボイルドに描いた名作。パチーノとデ・ニーロの演技合戦もさることながら、2人の家族や仲間が攻防に巻き込まれ、やがて引き返せなくなってしまう様も切なく、今も根強いファンにより支持を受ける作品だ。

本作は映画化企画に先がけ、マンと小説家のメグ・ガーディナーが共同執筆で続編小説を2022年に刊行邦訳版はハーパーコリンズ・ジャパンより出版)。『ヒート』の前日譚と後日譚が絡み合う壮大な犯罪小説で、2023年には映画化企画が立ち上がり、マンは脚本の執筆を進めてきた

現在はキャスティング作業も進んでいるというが、具体的な出演者の名前は報じられていない。マン監督の前作『フェラーリ』(2023)に出演したアダム・ドライバーが若き日のマッコーリーを演じるとの情報や、『デューン』シリーズのオースティン・バトラーが、2025年に逝去したヴァル・キルマーが演じたクリス・シヘリスを演じるのではないかという噂もあったが、バトラー本人は「ノーコメント」と回答。ちなみに、パチーノは「自分の若き日をティモシー・シャラメに演じてほしい」と希望していた。

人気作品の続編だけに、数多の俳優たちが出演を切望しているはず。2026年の撮影が現実的なのであれば、おそらく近日中にさらなる情報が明らかになることだろう。

Source: Variety

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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