『ヒート2』ディカプリオが故ヴァル・キルマーの役に交渉中 ─ スタジオ決定、2026年に撮影開始へ

マイケル・マン監督、傑作クライム映画『ヒート』(1995)続編『ヒート2(原題)』がいよいよ前進だ。米Deadlineによれば、本企画は当初ワーナー・ブラザースにて進行していたが、予算面で合意に至らず破談。その後、Amazon MGM Studios傘下ユナイテッド・アーティスツとの間で契約が成立し、2026年中にも撮影を開始する見通しという。
『ヒート』はアル・パチーノが熱血警部補ヴィンセント・ハナ役を、ロバート・デ・ニーロが強盗団の聡明なボス、ニール・マッコーリーを演じたハードボイルド作品。この続編は、マン自身が共同執筆した小説『ヒート2』(ハーパーコリンズ・ジャパン)を原作とする新映画だ。小説では、映画で故ヴァル・キルマーが演じたニールの手下クリス・シヘリスを中心に、伝説の物語の前日譚と後日譚の両面を掘り下げた。
情報によれば、現在レオナルド・ディカプリオがキルマーに変わってクリス役の交渉に入っているという。製作総指揮には『トップガン マーヴェリック』などの重鎮ジェリー・ブラッカイマーも参画する。

原作小説では、パチーノやデ・ニーロが演じたキャラクターの若き日も登場。彼らを演じるキャストにも注目が集まっている。一時はクリス役にオースティン・バトラーが候補と噂されたこともあったが、原作に倣って二つの時代を描く場合、ダブルキャストとなる可能性もありそうだ。
『ヒート』はその後のクライム映画に多大な影響を与え、多くのフォロワーを生み出した重要作品。新たな伝説が更新されようとしている。
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Source:Deadline