『アベンジャーズ』メンバー「俺たち、いつ死んでもおかしくないんだな」と話し合う ─ ジェレミー・レナーの大事故を受け

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『マイティ・ソー』シリーズの主演で知られるクリス・ヘムズワースによれば、『アベンジャーズ』シリーズのメンバーが参加しているチャット部屋で、ジェレミー・レナーが除雪中の事故で瀕死の重傷を負った際、シリアスな話になったことがあったそうだ。
2023年8月に40代に突入するヘムズワース。英GQのインタビューで、「40歳になりたいとは思いません。まだ25歳のような気がするし、たくさん時間はあります。でも今は、“ああ、もう中間地点にいるのかもしれない。半分以上だ”と感じているんです」と胸中を吐露。自分の年齢と老いていくことを意識し始めたというヘムズワースは、2023年1月にアベンジャーズ仲間であるホークアイ役のジェレミー・レナーが重傷を負ったという知らせを受け、「死」についてよく考えるようになったと明かしている。
「アベンジャーズのチャット部屋で話をしたんです。緊迫していました。誰も、どれほど事故が深刻なのか分からなかったんです。あんなことがあると、”ああ、俺たち、いつ逝ってもおかしくないんだな”と悟りますからね……」
幸い、レナーは驚異的な回復力を見せ、事故からわずか3ヶ月ほどでテレビ番組に出演し、少し前に生死の境をさまよったとは信じられないような元気な姿を見せた。
ヘムズワースが言及したアベンジャーズのチャット部屋のメンバーは、ヘムズワースとレナー、ロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、スカーレット・ヨハンソンの6人。エヴァンスとヨハンソンは一緒に入院中のレナーを見舞っており、ヘムズワースはSNSでレナーとお互いに愛を送り合っていた。
なおヘムズワースは、ディズニープラスのドキュメンタリー番組「リミットレス with クリス・ヘムズワース」の撮影中に、アルツハイマーの発症リスクが高いことを知り、今後は活動ペースを落とす意向を表明。GQのインタビューでは、アルツハイマーを患っていた93歳の祖父が亡くなったばかりだと明かしており、そのことも老いや死について真剣に考えるきっかけになったのかもしれない。
Source:GQ