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ロキ役トム・ヒドルストン、マーベル映画のアドリブで一番のお気に入りは「助けて」 ― エリザベス・オルセン、衝撃の回答

マイティ・ソー バトルロイヤル
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

映画『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』シリーズでロキ役を演じてきたトム・ヒドルストンが、マーベル・シネマティック・ユニバース作品で最もお気に入りのアドリブ(即興演技)を明かした。2018年10月14日(米国時間)、スカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセンと登場した「Ace Comic Con Midwest 2018」にて語っている。

注意

この記事では、映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』の内容に言及しています。

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マイティ・ソー バトルロイヤル
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

ファンから「マーベル映画でお気に入りのアドリブ・シーンを教えてください」と尋ねられたトムは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)時点では「“助けて”が一番ですね」と語っている。

“助けて”とは、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)でソーとロキがエレベーターで話し合い、協力して敵と戦う「助けて作戦」のことだ。ロキの肩を担いだソーが「助けてくれ!弟が死にかけてるんだ!」と絶叫しながら敵に近づき、そのままロキを投げつける、ほぼ勢いだけの戦闘方法である。本編でも出色の名シーンだが、米マーベルが公開している映像で改めてご覧いただきたい。

タイカ・ワイティティ監督がメガホンを取った『マイティ・ソー バトルロイヤル』では、なんと本編の大部分が即興演技で撮影されたという。脚本をもとに現場であらゆる提案を取り入れ、即興演技によってシーンを構築しながら、編集段階で形を整えていく。そうしたスタイルが採用されたがゆえだろう、もちろん「助けて作戦」も即興で生まれていたのである。

(「助けて作戦」は)撮影の当日に思いついたものです。つまり、あれはソーとロキが使っていたイタズラなんですよ。子どもの頃は遊びでよくやっていたけど、ずいぶん前にやらなくなってしまった。ただ、昔はよく成功していたし、今回もうまくいくかもしれない。最後の奥の手なんです。でもロキは“やりたくない、屈辱的だ”って嫌がってる。ソーの方は兄らしく“いけるって、やろうぜ”って言う。それで、成功する。」

以前タイカ・ワイティティ監督は、この場面がソー役を演じるクリス・ヘムズワースのアイデアだったことを明かしていた。すなわち、ソーがロキに作戦を提案するがごとく、クリスがトムに「助けて」を提案していたわけである。実はトムには、この即興演技を気に入っている特別な理由があるようだ。

僕は、あの場面がただ愉快なだけじゃないところが大好きなんです。みなさんに、二人の兄弟としての深みを知ってもらえますよね。そういうシーンを、僕はとても特別なものだと思っているんです。」

ちなみにエリザベス・オルセンは、一番お気に入りのアドリブ・シーンを「マーク・ラファロ(ハルク役)とのシーン全部」だと語っている。「マークは(セリフを)全部作っちゃうんですよ、科学や技術のところ以外。とにかく言い間違えたり、思い出せなかったり(笑)。いつも面白いこと、変なことを言ってて…超楽しいんです」。

映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』MovieNEXは発売中。

Sources: Ace Comic Con, Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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