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トム・ヒドルストン、ロキ役の11年間は「毎回ベストを尽くす責任を感じる」 ─ 『アベンジャーズ/エンドゲーム』秘話、今後の展開は

ロキ
(C)2021 Marvel

「あのシーンは、アベンジャーズが任務に失敗して、キャップ(キャプテン・アメリカ)とトニー(・スターク/アイアンマン)が70年代に戻らなくてはならなくなる、というための趣向のひとつでした。けれど、ロキの結末を宙ぶらりんにしておいたことで、ドラマシリーズをどういうものにできるかが考えられたんです。『エンドゲーム』公開の時点では、(その後が)どうなるかは決まっていました。」

ロキの物語をドラマシリーズで継続するという決断には、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の撮影後にディズニーがDisney+の計画を立て、マーベルにもドラマシリーズ製作を打診したという背景がある。ドラマ「ロキ」の計画をトムが聞かされたのは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の公開直前にあたる2018年春のこと。マーベルの提案を受けて、トムは「ビックリするようなことでもなかったんでしょうが、ビックリしてしまった」という。

東京コミコン2018 トム・ヒドルストン
©THE RIVER

トム自身の予想を、あるいはマーベルの計画さえも超えて続いてきたロキの物語は、「ロキ」で未知の局面に突入する。トムはロキ役について「自分のものというより、毎回、自分のベストを尽くすんだという責任感があります。全力を出し、最大限の気配りと思考、エネルギーを投じたい」と語った。「ロキ」はシーズン2の可能性も高いとみられているが、現時点でトムはロキの今後について何も明言していない。

「僕はすべてにオープンですよ。(ロキという)キャラクターに別れを告げて、また戻ってきて、また別れを告げた。そこで、“もう推測しない”ということを学んだんです。まだここにいられることがありがたいし、これから進める新しい道筋もあると思います。」

ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ロキ」は2021年6月9日(水)16時より日米同時配信。

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Source: Entertainment Weekly

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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