『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』続編、製作が立ち往生 ─ コロナ禍とキャストの多忙で「今は待ちの状況」とプロデューサー

ヒットを受けて決定している『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)の続編は、現在その製作進行が一時中断を余儀なくされているという。プロデューサーを務めるケリー・マコーミックが現状を明かしている。
『スーパーコンボ』は、ドウェイン・ジョンソン演じるルーク・ホブスとジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウを主演に据えた『ワイスピ』シリーズの新機軸。“筋肉凸凹コンビ”のタッグは大きな反響を呼び、公開4ヶ月後の2019年11月には続編製作の話し合いが設けられていた。直近では2020年4月に、プロデューサーを兼任するドウェインが続編の詳細を明かしていたが、以降の進捗は定かでない。
このたび、『スーパーコンボ』で製作を務めるマコーミックが、米Colliderのインタビューで進捗を伝えている。どうやらコロナ禍の影響とメインキャストの多忙が相まって、前向きな知らせではなさそうだ。
「みんながみんな、特定のフランチャイズにとても忙しい状況です。ドウェイン・ジョンソンよりも忙しい人がどこにいるでしょうか。それに、彼は企画に重要な存在です。今は待ちの状況ですね、正直に言うと。続けるのに素晴らしい企画ですが、COVID-19(コロナ禍)のなかで各々の企画を進めることに忙しいんだと思います。今も(連絡を)待っていますけど…。」
マコーミックの言う通り、主演のドウェインとステイサムは多忙な日々を過ごしている。ドウェインは、2021年春より主演作『ブラックアダム(原題:Black Adam)』の撮影を予定。『スコーピオン・キング』(2002)リブート企画をはじめプロデュース業にも精を出している。一方のステイサムは現在、ガイ・リッチー監督との再タッグ作『Five Eyes(原題)』の撮影を進行させているほか、複数の待機作が存在。主演の2人だけでも予定が詰まっている状況で、スケジュールの目処が立つのはいつになるのだろうか。
なお、『ワイルド・スピード』のメインシリーズは全11作での完結が決定済み。『スーパーコンボ』で新たな可能性を拓いたドウェインとステイサムも、メインシリーズへの再合流が期待されている。仮にこれが実現すれば、『スーパーコンボ』続編の公開がメインシリーズの完結前か後で、その物語が大きく左右されそうだが…。
『スーパーコンボ』続編には、前作で脚本を務めたクリス・モーガンが続投。製作には、ドウェインがCEOを務めるSeven Bucks Productionsのハイラン・ガーシアらが引き続き就任している。
Source: Collider