『ハウス・オブ・カード』主人公死亡で最終シーズン製作の可能性 ― ケビン・スペイシー問題の影響、米各紙報道

Netflix製作のドラマシリーズ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』シーズン6が、主人公のフランク・アンダーウッド(ケビン・スペイシー)が死亡したという設定で製作再開される可能性が浮上してきた。米バラエティ誌、ハリウッド・レポーター誌などが報じている。

2017年10月29日(現地時間)、ケビン・スペイシーが14歳の少年を相手に起こしたセクハラ問題が告発されて大きな話題となった。報道の直後、本作を手がけるNetflixとメディア・ライツ・キャピタル社は『ハウス・オブ・カード』をシーズン6で完結することを発表(この決定はスペイシーの問題とは無関係とのこと)。
ただし10月31日、両社はシーズン6の撮影を無期限中断する方針を決定している。11月3日には、本作の撮影現場でもケビンによるセクハラが行われていたことが米CNNによって報じられていた。

脚本書き換えの可能性、主人公を変更か

こうした動きのなか、米ハリウッド・レポーター誌は『ハウス・オブ・カード』シーズン6の製作中断は2週間に及ぶ、さらなる延長の可能性もあるという情報を入手している。同誌によるとシーズン6は第2話まで撮影を終了しており、第3話の準備が行われていたということだ。

製作中断にあたり、脚本スタッフは主人公のフランクを抜きにして物語を再構築できるかどうかを検討しているという。米バラエティ誌によれば、フランクを死亡させて主人公を妻のクレア(ロビン・ライト)に交代する可能性もあるというのだ。同誌は「いかに負担を減らしてフランクを番組から退場させられるか」が重要だとして、契約上ケビンを降板させられるのか、それともシリーズ継続にはケビンの続投が必須になるのかも大きなポイントだとしている。

『ハウス・オブ・カード』はNetflixの主力コンテンツであり、すでにスピンオフ作品の計画も始動している。したがって本作が未完のまま終了するという事態は考えづらく、なんらかの対応が行われることは間違いなさそうだ。ただしここにきて主人公を退場させる、主人公を交代するという処置は、作品全体のクオリティを鑑みると非常に大きな賭けとなるだろう。

 

ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』シーズン6は2018年に配信予定。しかし今後の状況によって、このスケジュールには変動が生じる可能性もある。

Sources: http://www.hollywoodreporter.com/live-feed/house-cards-write-kevin-spacey-final-season-1054925
http://variety.com/2017/tv/news/house-of-cards-kevin-spacey-1202606647/
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About the author

稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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