『スパイダーマン』トム・ホランド、ADHDを明かす

マーベル映画のスパイダーマン役などで知られるトム・ホランドが、ADHD(注意欠如・多動症)とディスレクシアを有していることを語った。米IGNのインタビューにて語っている。
ホランドはこの度、レゴの新たなショートフィルムに主演。「Never Stop Playing(遊びをやめない)」をテーマに、ホランドがさまざまな人物に変化し、レゴブロックを通じて遊びや創造性の素晴らしさを伝えるコマーシャル映像だ。
このキャンペーンについて“遊び”の重要さを尋ねられたホランドは、「大きな助けになっていると思います。僕はADHDとディスレクシアを抱えていますので、真っ白なキャンパスを渡されると、ちょっと怖くなってしまうことがあります。役作りの時も、そういう課題に直面することも時々あります」と言及した。
ADHDは近年、日本でも一般的に知られるようになってきた。注意力の持続や行動の抑制が困難であるという特徴を持つ。ディスレクシアは一般的な知的能力に問題がないにも関わらず、文字の読み書きに困難を抱えるものだ。
ホランドにとって、“遊び”を持つゆとりが役に立っているという。「どんな形であれ、若い人でも大人でも、創造的にならざるをえない状況や、枠組みを外れて考えざるを得ない状況、マニュアル通りに進めるべきか否かといった変化を迫られる状況というのは、健全な創造性を育むんです。そういう経験を積めば積むほど、より良い結果が生まれるのだと思います」。
このキャンペーン映像でホランドは、サッカー選手やアーティストなどさまざまなキャラクターに変身。子供の頃からレゴ®ブロックで遊ぶことが大好きだったといい、「兄弟と一緒にリビングを恐竜のジャングルに変えたり、レゴ®ブロックで組み立てた車のためにレースコースを作ったり、自由な世界を作り上げていた」と公式コメントにて語っている。「遊びは世界を探求し、身の回りの環境を受け入れるうえで常に大切な要素でした。撮影現場にいるときも、兄弟や友人と過ごしているときも、あらゆることに“遊びの要素”を取り入れるようにしています」。
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Source:IGN