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スパイダーマン俳優トム・ホランド、次回作のため大幅減量中 ─ 『アベンジャーズ』ルッソ監督と再タッグ、薬物依存の帰還兵演じる

トム・ホランド
Photo by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバースのスパイダーマン役で知られるトム・ホランドが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のアンソニー&ジョー・ルッソ監督と再びタッグを組む次回作『チェリー(原題:Cherry)』のため、大幅な減量に臨んでいるという。2019年8月、米国で開催されたKeystone Comic Conにてトム自身が明かした。

『チェリー』は実話を基にする物語で、トムが演じるのは、イラク戦争に派兵され、極限下でPTSDを患った男ウォーカー。アメリカに帰還するも、PTSDの治療薬として処方されたオピオイド(麻薬性鎮痛薬)の依存症となり、借金地獄から抜け出すべく銀行強盗に手を染めていくという役柄だ。原作者ニコ・ウォーカーは4ヶ月間で11の銀行を襲撃し、2018年8月時点で刑務所に収監されていた。

この役柄を演じ切るため、トムは過酷な減量に挑んでいるとのこと。「体重を落とそうとしているんです。めちゃくちゃ痩せようとしています」。ただでさえ引き締まった身体の持ち主だが――健康的であるがゆえに――役柄が要求するビジュアルに近づけなければならないのだろう。トムは「うまくいってないんです、ピザが大好きだから」とジョークを飛ばしつつ、「やり遂げますよ」と意気込んだ。「ブートキャンプを受ける予定もありますし、最近はすごく走ってます」

トムがトレーニングなどで体重を落とすのは、自身のキャリアにとって初めてのことだという。クリスチャン・ベールらに代表されるように、これまで多くのスター俳優が挑んできた方法だが、その過酷さは想像以上だったようだ。「駅で倒れちゃったんです」とトムはさらりと告白する。「何が起こったのか分からなかったですよ、とにかく床に倒れてて。脚がダメになったんだと思いました。それほどのことじゃなかったのかもしれませんけど、病院に行くべきだと思いましたね」。

ちなみにルッソ監督は、『チェリー』について、これまでとは「100%異なる」トム・ホランドの姿を見せると豪語している。トム自身も「すごく楽しみなプロジェクトです」と述べて、新境地の開拓に意欲十分だ。「今までの人生で味わったことのない感情や要素を探っていくことになります」

映画『チェリー(原題:Cherry)』は2020年に米国公開予定

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Source: Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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