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『スパイダーマン』トム・ホランド、テレビドラマへの出演を示唆 ─ 「そんなに長くは待たせないかも」

トム・ホランド
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28652895005/

マーベル・シネマティック・ユニバースのスパイダーマン役として知られるトム・ホランドが、遠からずテレビドラマに出演することを示唆している。

このたびトムが登場したのは、米GQによる、SNSなどに寄せられたファンのコメントに本人が回答するという企画。「いつかトム・ホランド主演のテレビ作品が作られることを願っています、素晴らしいものになると思うから」とのコメントを受けて、トムは「そうね、そんなに長くは待たせないかも」とだけ答えた。トム本人の様子は以下の映像にてお確かめいただきたい。

トムはミュージカル『ビリー・エリオット・ザ・ライブ』に2008年から2010年まで出演したのち、『インポッシブル』(2012)や『わたしは生きていける』(2013)、『白鯨との戦い』(2015)などを経てスパイダーマン役に就任。異例のキャリアで若手スターの最前線に躍り出たためでもあろう、意外にもテレビドラマの出演作は「ウルフ・ホール」(2015)のみとなっている。トムの口ぶりからすれば、なんらかの動きがありそうにも思えるが、いかに。

スパイダーマンの映像化権を保有するソニー・ピクチャーズは、『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)製作総指揮のフィル・ロード&クリス・ミラーを迎えて、マーベル・コミックを原作とする新作テレビシリーズの企画を進行中。ドラマ版『スパイダーマン』が企画されているかどうかは不明だが、もしもスパイダーマンが登場するのであれば、トム自身が今後もスパイダーマン役を演じる意向を示している以上、こちらに出演する可能性も否定できなだろう。

とはいえ、トムはただいま多忙の身。今後はウィル・スミスと共演するアニメ『Spies in Disguise(原題)』や、クリス・プラットと共演するピクサー作品『2分の1の魔法』(2020年3月13日公開)、ロバート・ダウニー・Jr.主演『ドリトル(原題:Dolittle)』のほか、デイジー・リドリーやマッツ・ミケルセンと共演する主演SF映画『カオス・ウォーキング(原題:Chaos Walking)』、セバスチャン・スタンとのダブル主演となるNetflix映画『The Devil All the Time(原題)』の公開・配信が控えている。さらにトムは現在、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)アンソニー&ジョー・ルッソ監督と再びタッグを組む『チェリー(原題:Cherry)』の撮影に向けて過酷な減量の最中だというのだ。

このようなハードスケジュールをこなしつつ、合間にはイベントやプロモーションに登場するトムである、「そんなに長くは待たせないかも」とは言ってくれているが、もしドラマ出演が実現するにしても無理のないようにしてほしい。長くても待つから。

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Source: GQ

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。