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『スパイダーマン:ホームカミング』ドナルド・グローバーの役柄が判明

映画『スパイダーマン:ホームカミング』に出演している注目の若手俳優、ドナルド・グローバーの役どころが判明した。この情報は、米ソニー・ピクチャーズが先日公開した出演者リストによるもの。同リストからは、『アイアンマン』ペッパー・ポッツ役のグウィネス・パルトロウや、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初登場となるジェニファー・コネリーの出演も明らかになっている。

【注意】

この記事には、映画『スパイダーマン:ホームカミング』のネタバレが含まれています。

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ドナルド・グローバーといえば、『マジック・マイクXXL』『オデッセイ』(ともに2015年)などに出演しているハリウッドで現在最も注目されている人物のひとりだ。『スパイダーマン:ホームカミング』のほか『スター・ウォーズ』のスピンオフ作品『ハン・ソロ(仮題)』では若きランド・カルリジアン役を演じるなど、話題作に次々と登場している。また俳優・コメディアンとしての顔のほか、“チャイルディッシュ・ガンビーノ”の名でラッパーとしても活動。さらにドラマ『アトランタ(原題:Atlanta)』で脚本・演出・出演を兼任して高く評価されたうえ、アニメ版『デッドプール』でもショーランナー(製作総指揮)を務めることが決定している。

そんなグローバーが『スパイダーマン:ホームカミング』で演じる人物は、これまで予告編にわずかに姿を見せていたものの、その詳細がわかっていなかった。ところがここにきて、出演者リストによってその役名が判明したのである。

やはりヴィランの一員か?

情報によると、グローバーが演じる人物の名前はアーロン・デイヴィス。これは映画オリジナルではなく、コミックにも登場する名前だ。コミックでは『アルティメット・コミックス・スパイダーマン Vol.2』に登場するキャラクターで、“2代目スパイダーマン”であるマイルズ・モラレスの叔父にあたる。しかしプロウラーというヴィランでもあるのだ……。

しかしながら『スパイダーマン:ホームカミング』では、劇中でマイルズ・モラレスという人物に言及されることはないと思われる(本作が新たなピーター・パーカーを主役とする単独作品の第1弾であること、またソニー・ピクチャーズがモラレスを主役にしたアニメ版『スパイダーマン』を製作していることがその理由だ)。MCU作品ではコミックの設定が大きく改変されることも少なくないため、きっと「モラレスの叔父」という設定が本作で活かされることはないだろう。

しかしコミックでアーロン・デイヴィスがヴィラン・サイドの人物であることには注目しておきたい。しかも彼はコミックで“技術を盗む”という役回りを演じたり、『ホームカミング』にもヴィランとして登場するティンカラーとも繋がっているのである。

『ホームカミング』のメイン・ヴィランであるエイドリアン・トゥームス/バルチャー(マイケル・キートン)は、チームを組んで自身の計画を実現しようとする。彼らは『アベンジャーズ』に登場したチタウリの技術や、スターク・インダストリーズの技術を盗んで自身の武器を開発するというのだ。

スパイダーマン:ホームカミング
©Marvel Studios 2017. ©2017 CTMG. All Rights Reserved.

こうした類似点を整理していくと、グローバーが演じる映画版アーロン・デイヴィスもヴィラン・チームの一員である可能性が高いとみられる。予告編でジャクソン・ブライス/ショッカー#1(ローガン・マーシャル=グリーン)と思しき人物と行動をともにしていたのも説明がつくだろう。もっとも“単なる下っ端にしてはキャスティングが意味深”というところにストーリーの鍵がありそうだが……。きっとなんらかのドラマを見せてくれるにちがいない。

映画『スパイダーマン:ホームカミング』は2017年8月11日全国ロードショー

Source: http://www.cosmicbooknews.com/donald-glovers-spider-man-homecoming-character-revealed-spoilers
©Marvel Studios 2017. ©2017 CTMG. All Rights Reserved.

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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