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『デッドプール』まさかのテレビアニメ化決定!製作総指揮は俳優ドナルド・グローバー

2016年、ライアン・レイノルズ主演で実写映画化されて人気を博した“俺ちゃん”ことデッドプールが、今度はまさかのテレビアニメ化されることが決定した。シリーズのショーランナーを務めるのは、これまた意外な抜擢というべき俳優ドナルド・グローバー。『スパイダーマン:ホームカミング』『ハン・ソロ(仮題)』など話題作に続々出演する男は、アニメの世界にデップーをどう送り込むのか?

アニメ版『デッドプール』は、実写映画版を製作・配給した20世紀フォックス社と同じく、フォックス・エンターテインメント・グループの傘下にあるアメリカのケーブルテレビ局、FXXが製作・放送する。現時点で正式な作品タイトルは不明だが、まずは全10話のファースト・シーズンが製作され、おそらく2018年に放送される見込みだ。

また本作は、マーベル・テレビジョンとFXプロダクションが、ドラマ『レギオン』に続いて2度目のタッグを組む作品となる。同じくエグゼクティブ・プロデューサーを務めるジェフ・ローブ氏は、今回の企画についてこう述べている。

「こんなに愉快なことがあるでしょうか? デッドプールとドナルド(・グローバー)、FXは“冗舌な傭兵”にとってパーフェクトな組み合わせです。『レギオン』で始まったFXとの関係を、確実に大人向けアニメーションの革命的作品となる本作で継続できることにワクワクしています」

超多才、ドナルド・グローバー

アニメ版『デッドプール』のショーランナーにドナルド・グローバーが起用されたことは、彼の出演作品だけを見ていると不思議なことに思われるだろう。しかし“今もっとも注目されている俳優”ドナルド・グローバーは、実はドラマ『アトランタ(原題:Atlanta)』で脚本・監督・出演・製作総指揮を兼任して大絶賛を受けた、“今もっとも注目されているクリエイター”でもあるのだ。

ドナルドとともに本作のショーランナーを務めるのは、ドナルドの弟であるステファン・グローバー。『アトランタ』の脚本を手がけた人物で、二人は脚本を執筆するほかエグゼクティブ・プロデューサーも兼任する。ハリウッドレポーター誌によると、ドナルドが『ハン・ソロ(仮題)』の撮影に参加しているロンドンには、すでに脚本家ルームが設置されているという。

なお実写映画版で主演・製作を務めたライアン・レイノルズがアニメ版『デッドプール』に関与しているかどうかは不明。現時点で出演者は不明のため、ライアンがアニメでもデッドプールを演じる可能性もありそうだ。とはいえドラマ『アトランタ』と同じパターンならば、ドナルドが自ら主演を務めることになるだろう。その場合、ドナルドは2018年にデッドプール、2019年に実写版『ライオン・キング』でシンバを演じるという異例の経歴の持ち主になるが……。

実写映画版の続編『デッドプール2(仮題)』は2018年6月1日全米公開予定。来年2018年は『X-MEN』新作やスピンオフ映画も公開されるなど、映画やテレビで大きな盛り上がりを見せる一年になりそうだ。アニメ版『デッドプール』も、きちんと日本で観られることを祈りたい。

Sources: http://www.hollywoodreporter.com/live-feed/deadpool-animated-comedy-series-donald-glover-marvel-set-at-fxx-1002091
http://variety.com/2017/tv/news/deadpool-animated-show-donald-glover-fxx-1202421886/
Eyecatch Image: https://www.amazon.co.jp/dp/4800310679/
©MARVEL

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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