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『マイティ・ソー バトルロイヤル』後、ハルクに何があったのか?「彼は誰よりもサノスを知っている」

マーベル

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に先がけて、マーベル・ファンがまず思い起こしておかねばならないのは、『マイティ・ソー』シリーズの完結編『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)の結末だろう。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)で地球を離れたブルース・バナー/ハルクは、同作で惑星サカールの剣闘士として観客の前に再び姿を見せた。しかし『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の予告編で、ブルースはどこかから落ちてきたような格好でドクター・ストレンジに発見されるのだ。

『マイティ・ソー バトルロイヤル』から『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に至るまでの間、ブルース・バナー/ハルクの身に何が起こったのか? 同役を演じるマーク・ラファロが、インタビューでその経緯を一部明かしている。

注意

「マンダロリアン シーズン3」「アソーカ」解説

この記事には、映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』のネタバレ、および『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のストーリーへの言及が含まれています。

マイティ・ソー バトルロイヤル
©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

ハルク、やはりサノスと対面していた

『マイティ・ソー バトルロイヤル』のクライマックスで、ソーは宿敵ヘラを葬るために炎の巨人スルトを蘇らせた。ヘラを倒したその代償は、故郷アスガルドを失ったこと。大勢の民を連れて一行は地球へ向かうが、ソーとロキが語り合っている目の前に、謎の大きな宇宙船が現れて……。
公開されている同作の脚本から、ここで登場した宇宙船の正体が「サノスの軍艦・サンクチュアリII」であることが明かされている。ロキがアスガルドから四次元キューブ(スペース・ストーン)を持ち出したからだろうか、6つのインフィニティ・ストーンを求める闇の帝王・サノスは早速ソーたちの前に現れるのだ。

これを裏付ける証言は、2017年夏、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の撮影現場でマーク・ラファロが口にした言葉の中にもあった。

「彼(ブルース)は少しの間だけ別の次元に行って、友人のソーに出会います。そこで銀河のバディ・トリップを経験して戻ってくる。多くの戦いのあと、僕たち(ブルース、ソー)はサノスを知るわけです。そして今、アベンジャーズのところに戻ってきているんですね。」

すなわちソーとハルクは宇宙空間でサノスと対峙し、その後ハルクは地球に落ちてきたということになるだろう。先日公開された第2弾予告編ではソーがサノスの攻撃に絶叫する様子も収められていたが、どうやらその後ソーは地球に戻らず(戻れず?)、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと合流して行動を開始するようだ(詳細は解説記事をご覧いただけると幸いである)。

地球に戻ってきたハルクは、ほかのヒーローたちにはない知識を有していることになる。それは地球へ向かっているらしい、サノスという史上最凶のヴィランの実力だ。

ブルースは恐らく、誰よりもサノスについてよく知っています。そこで彼は、どれだけサノスが危険なのかを必死に伝えようとするわけです。『チキン・リトル』(編注:イギリスの寓話。木の実が落ちてきたことを、空が落ちてくるのだと勘違いしたヒヨコの物語)みたいな感じですね。大声でわめきながらやってくるんです。」

もっとも裏返していえば、これはヒーロー側にとっての利点でもあるはずだ。

「サノスがどれほどのダメージを与えられるのか、いかに強いのかをブルースは見ています。一行が大混乱に陥ったことも。だから、何が起こったのかにこだわるんですよ。彼ら(ヒーローたち)にサノスとの差を超えてもらおうとするし、どんな危機に直面しているのかを理解してもらおうとするわけです。」

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、ブルースはトニーとの科学者コンビを再結成し、さらにドクター・ストレンジという“もう一人の知性派ヒーロー”とも出会う。予告編ではキャプテン・アメリカとの再会を果たしているようだが、本作で彼はどんな行動に出るのだろうか。そして、ハルクに変身しての活躍は……。

ちなみにマークによれば、「サノスはハルクにすごく感心している」のだとか。人間ブルース・バナーはさておき、怒れる巨人ハルクの能力は闇の帝王のお眼鏡にもかなったようである。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ウェブサイト:http://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw.html

Source: ScreenRant

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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