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ピーター・クイル、ついに地球帰還?『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに「最高の役割」

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
写真:ゼータ イメージ

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の“集大成”と呼ばれるゆえんは、2008年『アイアンマン』に始まったストーリーが決着を迎えるのみならず、アベンジャーズとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが待望のクロスオーバーを果たすという点にもあるだろう。
先日公開された第2弾予告編では、トニー・スターク/アイアンマンとピーター・クイル/スター・ロード、ピーター・パーカー/アイアンマン、ドラックスが顔を揃える場面がファンの熱狂を呼んだ。

しかし、数あるMCUの作品群でもズバ抜けて独立した作風で人気を獲得してきた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの面々は、いかにして『アベンジャーズ』で活躍するのか? アンソニー&ジョー・ルッソ監督いわく、彼らには「最高の役割」が与えられているという……。

ファン待望のクロスオーバー、その必然性

闇の帝王サノスが6つのインフィニティ・ストーンを求めて地球へと襲来する、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のストーリーにおいて、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーはどんな役割を担っているのか。「最高の役割」とは一体どのようなものか? アンソニー監督は、今回のクロスオーバーは決してゲスト出演の類ではなく、きちんと必然性があるものだと強調する。

(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの)全員が、物語のプロットにきちんと織り合わされています。彼らはストーリーにエモーショナルな繋がりがありますし、物語上の危険に感情的な影響を受けるんです。この大勢のキャラクターなくしてこの映画は描けませんし、彼らが出てくる動機がなければ、(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に限らず)あらゆるシリーズからキャラクターを登場させ、敬意を払うことはできません。彼らを生きるか死ぬかの状況に置き、信念や人生のために戦わせることができなければ。」

これまで発表されてきた予告編を見るかぎり、ロケットとグルートはソーと行動し、スター・ロードやガモーラは別行動を取ることになりそうだ。本編でどんな展開が待ち構えているのかは予想できないが、スター・ロードはアイアンマンやスパイダーマン、ドクター・ストレンジと合流するのである。

なおジョー監督は、これまで手がけてきた『キャプテン・アメリカ』シリーズとは異なる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の作風やキャラクターをどう扱うかという点でやや苦労したようだ。しかし結果として、その描き方や表現には強い手応えを表明している。

「ガーディアンズの場合、その作風を取り入れ、敬意を払い、この映画に協力してもらう方法を見つけなければいけませんでした。そして、その最高の方法を見つけたと思います。キャラクターに対する、僕ら自身の非常にパーソナルな表現を通してね。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)でやったこととはまるで違いますし、“ルッソ兄弟らしさ”を超えたキャラクターの動きがありますよ。」

確かに、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズで見られたキャラクターのふるまいは、『ウィンター・ソルジャー』や『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)にみられる“ルッソ監督らしい”引き出しからはやや想像しづらい。ただし本作では、これまで同シリーズの脚本・監督を務めてきたジェームズ・ガンが監修を担当。その仕事ぶりは、すでに判明しているロケットのせりふからも十分にうかがえる。

ところでサノスが地球へと襲来し、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーもサノスと直接戦うのだとしたら、もしや『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』あるいは『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』で、ついにピーター・クイルが地球へ帰還することになるのでは? この問いかけについて、もちろんジョー監督は「言えません」として返答を濁している。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー

Source: ScreenRant
写真:ゼータ イメージ

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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