『ハンガー・ゲーム』前日譚映画、公開時期は2023年後半以降の見込み ─ 撮影は2022年前半よりスタート

ジェニファー・ローレンス主演の大ヒットアクション映画『ハンガー・ゲーム』シリーズの前日譚映画(タイトル未定)の米公開時期が、2023年以降になることがわかった。製作を務める米Lionsgate会長のジョー・ドレイク氏が明かしている。
『ハンガー・ゲーム』シリーズは、文明崩壊後の独裁国家パネムを舞台に、ランダムに選出された12~18歳の24人が、テレビ中継される中で最後の一人になるまで殺し合いを繰り広げていく物語。原作小説『The Ballad of Songbirds and Snake(原題)』を基に企画されている本作は、映画ではドナルド・サザーランドが演じたコリオラヌス・スノー大統領が18歳の頃を描く前日譚作品となる。
米Deadlineによれば、Lionsgateのドレイク会長が、本作の公開時期が2023年後半から2024年初頭に見込まれていることを明かしたという。現在はプリプロダクション(撮影前準備)にあり、「すごく順調に進んでいる」とのことだ。撮影は、2022年前半を視野に準備が進められている。
世界がコロナ禍にある現在、ハリウッドの新作映画の公開方式には、ストリーミング配信という選択肢が増えつつあり、米ディズニーのディズニープラス(Disney+)や米ワーナー・メディアのHBO Maxなどでは劇場と配信での同時公開も多く見受けられる。2016年に米放送局Starzを買収したLionsgateでは、現在、自社製作の新作映画に関する公開方式についての検討がなされているという。もっとも、ドレイク氏は劇場公開に希望を見出しているようで、「(映画館に)戻ってきたいと思っている観客はいらっしゃいます」と話している。「私は市場が復活すると信じています。我々の映画を収益化できるような強く丈夫な基盤が作られると思います」。
脚本を執筆するのは、『ハンガー・ゲーム2』(2013)『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)のマイケル・アーント。製作総指揮には、原作者のスーザン・コリンズ、『ハンガー・ゲーム』シリーズのニーナ・ジェイコブソン、『ワールド・ウォーZ』(2013)『クレイジー・リッチ!』(2018)のブラッド・シンプソンらが就任している。
Source: Deadline