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『レディ・プレイヤー1』「俺はガンダムで行く」誕生ウラ話 ─ 森崎ウィン「めちゃめちゃ怖かったですよ」

レディ・プレイヤー1
© Warner Bros. Entertainment Inc.

レディ・プレイヤー1』(2018)最大の見せ場のひとつとなるのが、ピンチの場面で登場したガンダムの勇姿と、ダイトウ役森崎ウィンが放った「俺はガンダムで行く!」の日本語だ。この画期的なセリフ、いかにして誕生したのだろうか?

『レディ・プレイヤー1』クライマックス。ガンターとIOI社シクサーズの激闘は最終局面を迎え、惑星ドゥームでの大規模な戦闘に発展する。ウェイド/パーシヴァルは、オアシス中の全プレイヤーの力を借りて総攻撃に挑んだ。

そこでソレントは、レアアイテムであるメカゴジラを使用。お馴染みのテーマと共に巨大化し、アルテミスも「Mechagodzilla!」と恐怖した。戦場に飛び出したメカゴジラはアイアン・ジャイアントをあっという間に倒し、ガンター陣営は一気にピンチに。

その間、瞑想を続けていたダイトウ。決意を固めてVRゴーグルを装着して……、「俺はガンダムで行く!」スティーブン・スピルバーグ監督の大作映画のクライマックスで、ガンダムを誇らしく宣言するこの日本語のセリフが、全世界に響き渡ったのである。

レディ・プレイヤー1
© 2018 Warner Bros. Entertainment Inc., Village Roadshow Films (BVI) Limited and RatPac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved.

このセリフ、英語の台本には“I choose the form of Gundam(Japanese)”とだけ書かれていて、肝心の和訳については森崎に任されていたのだそう。撮影期間中、現場の森崎には通訳も同行していたため、当初は「軽い気持ちでいた」。ところが、その後通訳が別の仕事のため離れてしまい、なんと現場で日本語を話せるのは森崎ただ1人になってしまったという。

ファンの間では、「アムロ行きまーす!」のパロディとして「ガンダム行きまーす!」でも良かったのではないかという意見もあるが、これは森崎も検討済み。「ガンダムファンの皆さんのことを一番気にして」、悩みに悩んだ上で「俺はガンダムで行く」に辿り着いたのだそうだ。別の案としては、「俺はガンダムを選ぶ」「ガンダムで行こう」などがあったという。

森崎の気の利いたセンスのおかげで、このセリフは結果として日本のファンに感動と興奮をもたらした。後になって本人は「安堵しています」と胸をなでおろし、「めちゃくちゃ怖かったですよ……」と吐露した

「俺はガンダムで行く!」と力強さを込めたのも、森崎のアイデアだ。「監督の演出上では、戦いに出るサムライ、それもこの戦いで命を落とすかもしれないという覚悟の気持ちでいてほしいということだったので、とにかく台詞の最後に”!”マークを付けたいなという気持ちで。”言い切る”というか、音的なことも考え抜きました」。

ちなみに劇中のガンダムは『機動戦士ガンダム』(1979-1980)のRX-78-2だが、登場シーンでは『機動戦士ガンダムZZ』(1986-1987)ZZガンダムの決めポーズをする。この小さな矛盾について原作者のアーネスト・クラインは、「ZZガンダムのポーズをさせた理由はカッコいいポーズだからだ!」と強火オタクの模範解答を披露している。(※劇場用パンフレットより)

『レディ・プレイヤー1』完全ガイド

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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