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『マイティ・ソー』イドリス・エルバ、ミュージカル映画『キャッツ』に出演交渉中 ― 犯罪王マキャヴィティ役で

イドリス・エルバ
Photo by Harald Krichel https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Idris_Elba-4822.jpg Remixed by THE RIVER

『マイティ・ソー』シリーズのヘイムダル役、『スター・トレック BEYOND』(2016)の悪役クラークなどで知られるイドリス・エルバが、大人気ミュージカル『キャッツ』の映画版に出演交渉中だ。現時点で交渉は最終段階にあるという。米Deadlineなど複数のメディアが報じた。

イドリス・エルバ
Photo by Harald Krichel https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Idris_Elba-4822.jpg

ミュージカル『キャッツ』は、ジェリクルキャッツと呼ばれる猫の集団が行う年一度のイベント「ジェリクル舞踏会」を舞台とする。このイベントでは、最も純粋なジェリクルキャッツが一匹選ばれ、天上の“新しい世界”へ旅立つことを許されるのだ。

出演交渉が成立した場合、エルバは本作唯一の悪役である犯罪王マキャヴィティを演じる予定。マキャヴィティは、ジェリクルキャッツの長老オールド・デュトロノミーを誘拐し、雌猫ディミータもさらおうと試みる猫で、シャーロック・ホームズに登場する“犯罪のナポレオン”モリアーティ教授をイメージして作られたキャラクターだとされている。
舞台版ではマキャヴィティが単独で歌う楽曲はないものの、ディミータとセクシーな赤い猫ボンバルリーナが歌う「マキャヴィティ 犯罪王」は有名だ。『キャッツ』の初演舞台ではリチャード・ペティファー、ブロードウェイ版ではミュージカル映画『シカゴ』(2002)に出演したケネス・アードが演じた。

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ちなみにエルバがネコ科の役を演じるのは、実写映画版『ジャングル・ブック』(2016)以来。同作でエルバは、ジャングルで一番恐れられているトラ、シア・カーンの声を務めた。今回の映画版『キャッツ』が『ジャングル・ブック』と同じく実写とCGIを融合した作品になるのか、それとも“人間が猫を演じる”という舞台の演出を踏襲した作品になるのか、詳細は明らかになっていない。

映画版『キャッツ』への出演が決定しているのは『ドリームガールズ』(2006)のジェニファー・ハドソンで、テーマ曲「メモリー」を歌うグリザベラ役に起用された。『ロード・オブ・ザ・リング』『X-MEN』シリーズで知られ、舞台俳優として抜群のキャリアを誇るイアン・マッケランは長老オールド・デュトロノミー役で出演するほか、歌姫テイラー・スウィフトがボンバルリーナ役を演じるとみられている。
そのほか役どころは不明だが、『ピーターラビット』(2018)でピーターラビットの声を務めたジェームズ・コーデン、ドラマ「Will(原題)」(2017)のローリー・デイビットソン、リアーナとN.E.R.Dによる楽曲「Lemon(原題)」のMVで有名なマト・タリーも出演予定。新たなキャスト情報も今後明らかになっていく模様で、さらなる豪華キャストが期待される。

監督を務めるのは、『レ・ミゼラブル』(2012)のトム・フーパー。『レ・ミゼラブル』のティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、そしてデブラ・ヘイワードと共に本作のプロデューサーも担当している。脚本はアンドリュー・ロイド=ウェバーによる台本をもとに、『リトル・ダンサー』(2000)や『戦火の馬』(2011)のリー・ホールが執筆した。

なお、エルバは現在『ワイルド・スピード』シリーズのスピンオフ映画『ホブス&ショウ(邦題未定、原題:Hobbs and Shaw)』の撮影に参加中。こちらでも悪役を演じている。

映画『キャッツ(邦題未定、原題:Cats)』は2018年内にイギリスにて撮影開始。2019年12月20日に米国公開予定だ。

Sources: Deadline, The Hollywood Reporter, Variety
Eyecatch Image: Photo by Harald Krichel Remixed by THE RIVER

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Marika Hiraoka

THE RIVER編集部。アメリカのあちこちに住んでいました。

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