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イドリス・エルバ、『マイティ・ソー』ヘイムダル役の再演を希望 ─ 『アベンジャーズ/エンドゲーム』は「まだ観てない」

イドリス・エルバ
Photo by Harald Krichel https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Idris_Elba-4822.jpg

『マイティ・ソー』シリーズでアスガルドの番人ヘイムダルを演じてきたイドリス・エルバが、マーベル・シネマティック・ユニバース作品への再出演を希望している。『パシフィック・リム』(2013)『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)などのアクション大作、またシリアスな人間ドラマなど数多くの映画に出演するイドリスは、米ABC Radio/KTSAのインタビューで将来の可能性に対する期待を述べた。

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレが含まれています。

アスガルドの戦士として雷神ソーを支えてきたヘイムダルは、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)でシリーズ最高の活躍を見せたのち、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の冒頭で思わぬ展開を迎える。土地としては滅びてしまったアスガルドから地球を目指す船がサノス軍の襲撃を受け、サノスによって殺されてしまうのだ。ソーは弟のロキ、信頼するヘイムダルの二人を同時に失うことになる。

ところが、ヘイムダルとともに命を落としたロキは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の展開を受ける単独ドラマ「ロキ(原題:Loki)」の製作が決定済み。もしもロキと同じようにヘイムダルを再演する機会があるとしたら…との質問を受けて、イドリスは「もちろんやりたいですよ!」と答えている。「だってヘイムダルは神々の一員ですから。つまり、まだ生きてる可能性があるってことです」

イドリスは「僕が言ってるだけですからね!」とも口にして、これがマーベルの公式見解ではないことを強調している。しかし「ヘイムダルという役はソーの神話に由来してます。だから生かしておく方法はあると思いますね」とも言葉を重ねており、再演については、機会があれば「当然やります」と言い切った。

かつて『マイティ・ソー』(2011)『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2014)について「楽しくなかった、仕事でした」と述べたイドリスを思い直させたのは、『バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督。撮影がよほど楽しかったのか、同作のプロモーションでは「マーベル・ファミリーにもっと加わりたい」「マーベル・ユニバースでもっと大きなキャラクターになりたい」とまで言わしめている。タイカ監督はシリーズ第4作『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』に復帰するが、ヘイムダルの再登場はありうるだろうか。まだ『アベンジャーズ/エンドゲーム』をまだ観ていないというイドリスは、「ネタバレはやめてくださいね」とも頼んでいる。

ちなみにヘイムダル役の再演こそ不明だが、イドリスはジェームズ・ガン監督によるDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』に登場予定。いわゆるスーパーヒーロー役ではなさそうだが、コミック映画の世界で活躍する姿を見られる日はそう遠くないはずだ。

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Source: KTSA

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。