『インディ・ジョーンズ5』は原点回帰、再び世界を股にかける冒険物語に ― ただいま脚本作業中

ハリソン・フォード主演映画『インディ・ジョーンズ』シリーズの最新作『インディ・ジョーンズ5(仮題)』は、シリーズのルーツに再び回帰する“世界を股にかける冒険譚”となりそうだ。プロデューサーのフランク・マーシャル氏が明かしている。
米ComingSoon.netのインタビューにて、マーシャル氏は『インディ・ジョーンズ5』についての質問に答えた。前作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)が主にアメリカで撮影された作品だったのに対して、来たる次回作は各国での撮影を予定しているという。
マーシャル氏によれば、2018年10月1日現在、『インディ・ジョーンズ5』は脚本作業が進行中とのこと。プロジェクトを降板した『クリスタル・スカルの王国』の脚本家デヴィッド・コープに代わって、後任者には『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)のジョン・カスダンが就任。マーシャル氏が信頼を置くメンバーがカスダンのもとに集まり、脚本家ルームとしてストーリーのアイデアを提案しているという。
したがって『インディ・ジョーンズ5』の内容はもちろん不明だが、マーシャル氏が各国で撮影を行うことを認めているあたり、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)や『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)を思い出すような、いわば“シリーズの王道”を行く展開となるのだろうか。
以前、スティーヴン・スピルバーグ監督は「この映画がハリソン・フォード最後の『インディ・ジョーンズ』になる」と明言していたが、フォード演じるインディアナ・ジョーンズの勇退を飾るにふさわしいアドベンチャー・ムービーとなることを楽しみにしたい。

なおインタビューの中で、これまで『インディ・ジョーンズ』の製作に携わってきたジョージ・ルーカスが次回作に再登板する可能性について、マーシャル氏はこのように述べている。
「ジョージと一緒にいて、彼のアイデアをもらえるのは本当に良いですよ。でも人生は変わって、私たちは前進したし、彼も先へと進んだんです。(『インディ・ジョーンズ』という)映画の元々の目的や、とりわけハリソンの役柄には非常に敬意を払っています。元々の目的とは何だったか、ということはずっと続いています。ぜひジョージには参加してもらいたいと思っています。ジョージの近くにいるのも、彼と一緒に仕事をするのも私は大好きなんですよ。でも(『インディ・ジョーンズ5』は)ちょっと異なるものになりますよ。違ったところからアイデアが出てきていますから。」
映画『インディ・ジョーンズ5(仮題)』は2021年7月9日に米国公開予定。なおスピルバーグ監督は、リメイク版映画『ウエスト・サイド物語(邦題未定、原題:West Side Story)』の撮影を2019年夏に実施するとみられている。
Source: ComingSoon.net
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore