『ミニオンズ』『怪盗グルー』グルーさんとコロナ禍を切り抜けよう、笑福亭鶴瓶もボランティア参加の特別映像

『怪盗グルー』『ミニオンズ』シリーズの最新作『ミニオンズ フィーバー』は2021年まで公開延期になってしまったが、製作のイルミネーション・エンターテインメントから楽しいメッセージ動画が届けられた。なんと、WHO(世界保健機構)と国連財団の世界的コラボだ。こうしたコラボは、エンターテインメント企業においてはイルミネーションが初なのだという。
映像は、世界的なコロナ危機を乗り越えるヒントを、グルーさんが紹介してくれるものの日本版。『怪盗グルー』シリーズ過去作の映像を交えながら、「BE KIND TO EACH OTHER(お互いを親切にしよう」)というメッセージを込めて制作された特別なものだ。日本版では、吹替声優の笑福亭鶴瓶が、ボランティアで参加した。
グルーさんからのメッセージ 全文
よぉ、みんな!俺や、グルーや!もちろん知っとるよな。俺さまがこの大変な時を乗り切るためのヒントを教えたる。
まず、人との距離を取ること。(すまん、そこにおったん見えへんかったんや。)俺は昔からそうしとる。(まだおった。)
うちにいても出来ること、ぎょーさんある。たとえば、ノリノリでダンスを楽しむとか!斬新な料理にチャレンジするとか。(取り合わせが絶妙や!クマのグミと…、肉が合う!)
大事な打ち合わせは、全部テレビ会議で、とかな。(なに?失礼!)
ただ楽しんでもええ。それは楽しみ過ぎや!
でな、正直俺には難しいことやけど…、お互い親切にしよな。今は誰にとってもしんどい時や。
せやから、気ぃつけてな。健康守ろな。忘れんといてな。みんなで一緒に乗り越えるんや!
一緒ゆうても、距離は取るんやで!
この取り組みについて、WHOは「このような大変な時期だからこそ、我々は全力を尽くし人々に希望を与えつつ、身体の健康と安全を守るアドバイスを発信する方法を見つけなくてはならない」、さらに「WHOはイルミネーション、スティーヴ・カレル(グルー役)、ミニオン達やグルーなど楽しい仲間たちと一緒にCOVID-19(新型コロナウィルス)を乗り越えるために、物理的な距離を保つこと・活発に過ごし、人との繋がりを大切に維持すること・思いやりや気遣いを忘れないことの重要性を発信できることを嬉しく思います」と述べた。
イルミネーションの創設者でCEOを務めるクリス・メレダンドリは「世界に向けて、社会をポジティブに変えていくために、ストーリーを引用してメッセージを発信していくことは人々の関心を呼び起こすツールとなる。WHOと国連財団と提携し、このパンデミックの中、世界中の人々への自身の、互いの、そして地域全体の安全を守ることの大切さを発信できることを光栄に思う。さらにこの取り組み実現に向けてサポートしてくれたパーティシパント・メディア社と、この重要なメッセージを発信するにあたり手助けしてくれたパートナー会社のコムキャスト/NBCユニバーサルに感謝を申し上げたい」と寄せている。
シリーズ最新作『ミニオンズ フィーバー』の全米公開は2021年の7月2日。日本公開日も発表も楽しみに待とう。